[オブジェクト プロパティ](Object Properties)ダイアログ ボックスを使って、布オブジェクトか衝突オブジェクトかに関係なく、布地のシミュレーションに追加するオブジェクトを指定して、それらに関連付けるパラメータを定義します。
[シミュレーションにあるオブジェクト](Objects In Simulation)というキャプションの下のリストには、布地のシミュレーションに現在追加されているオブジェクトが表示されます。
オブジェクトの役割およびプロパティを変更するには、まずリスト内の名前をハイライト表示します。複数のオブジェクト名をハイライト表示する場合、標準の方法(Ctrl キーを押しながらクリック、Shift キーを押しながらクリック、およびドラッグ)を使用できます。
クリックして[シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスを開き、シーンから布地のシミュレーションに追加するオブジェクトを選択します。追加したオブジェクトは、[シミュレーションにあるオブジェクト](Objects In Simulation)リストに表示され、[布地](Cloth)モディファイヤのインスタンスがオブジェクトに適用されます。
[シミュレーションにあるオブジェクト](Objects In Simulation)リストでハイライト表示されたオブジェクトを、シミュレーションから削除します。3ds Max で現在選択されているオブジェクトを削除することはできません。
[オブジェクト プロパティ](Object Properties)ダイアログ ボックスの[シミュレーション中のオブジェクト](Objects In Simulation)リストの右側には 3 つのラジオ ボタンがあり、Cloth のシミュレーションで個々のオブジェクトをどのように裂くかを選択することができます。
シミュレーションでハイライト表示されているオブジェクトを非アクティブにします。オブジェクトは、シミュレーション内に引き続き存在しますが、何に対しても反応しません。このオプションは、さまざまなオブジェクトの反応方法をテストして、ダイナミック効果を切り分ける場合に有用です。
Cloth のシミュレーションに最初にオブジェクトを追加すると、このオブジェクトは既定値で非アクティブになります。
ハイライト表示されているオブジェクトを布オブジェクトとして動作させます。オブジェクトを[布地](Cloth)として指定すると、[布地 プロパティ](Cloth Properties)領域でこのオブジェクトのパラメータを設定できます。
ハイライト表示されているオブジェクトを衝突オブジェクトとして動作させます。布のオブジェクトは、衝突オブジェクトによって反り返ったり、巻きつけられたり、裂かれたりします。衝突オブジェクトに指定したオブジェクトのプロパティは、[衝突プロパティ](Collision Properties)領域で設定できます。
オンにすると、[パネル](Panel)サブオブジェクト レベルで指定された布のプロパティを Cloth に使用させることができます。これにより、パネルごとに異なる布のプロパティを定義できます。既定値ではチェックマークが付いていません。
このオプションがオンの場合は、[布地 プロパティ](Cloth Properties)領域のコントロールは使用できません。
これらのラジオ ボタンでは、異なる 2 セットの布のプロパティを布地オブジェクトに割り当てることができます。
「Property 1」セットおよび「Property 2」セットの両方を割り当てた場合は、[プロパティ割り当て](Property Assignment)領域設定を使用してこれらのセットの間を補間またはアニメートすることができます。
「Property 1」でのみ設定できる 3 つのオプションがあり、「Property 2」セットでは使用できません。これらのオプションは、2 つのセットで同一の設定が使用されます。3 つのオプションとは[布地深度/オフセット使用](Use Cloth Depth/Offset)、[エッジのスプリングを使用](Use Edge Springs)、[ソリッド摩擦係数を使用](Use Solid Friction)です。