MX 文字列データを読み込む別の方法を提供します。
Genio ファイルのファイル名拡張子は *.txt になります。
元の MX 文字列およびモデル名は読み込まれたオブジェクトによって保持されるため、MX モデル データとの永続的な関係を確立できます。 設計変更時に表示モデルを再作成しなければならない代わりに、MX モデルの変更時に Civil View の更新機能を使用して Civil View モデルを更新します。
さらに、Civil View は各シーンに読み込まれた MX 文字列を覚えているため、同じ文字列が複数回読み込まれることを防ぎます。
MX 三角測量グループ コードは Civil View マテリアル チャネルに直接マッピングできるため、マテリアル割り当てプロセスの完全自動化を実現します。
MX 形式に馴染みがない場合、このセクションで背景について説明しています。
Civil View GENIO 読み込みパネルでは、次の MX 文字列タイプをサポートしています。
線形 MX 文字列の場合、Civil View は MX GENIO のマイナー オプション 080 および 081 と互換性があります。 三角測量文字列の場合、Civil View は MX GENIO のマイナー オプション 088、089、および 090 と互換性があります。
MX のグループ コードは、4 文字の英数字コードから構成され、三角測量文字列の各三角形に追加できます。 グループ コードの用途は多くありますが、視覚化の点で、さまざまなテクスチャを割り当てる必要がある三角測量文字列内の領域を識別するために適した方法です。
Civil View では MX グループ コードを読み取ることができ、それらを Civil View マテリアルの割り当てに変換する既定の方法があります。 MX では、Civil View で解釈可能な標準グループ コード命名規則に従うことをお勧めします。 この規則では、各グループ コードの最後の 2 文字を使用する必要があります。これらの 2 文字は CivilViewSurfaces マテリアルのマテリアル チャネルに対応している必要があります。 グループ コードの最初の 2 文字は、Civil View で使われないため、任意にコード化することができます。
たとえば、「GR26」のグループ コードは CivilViewSurfaces マテリアルの「26 - Ground Type 1」マテリアル チャネルにマッピングされます。 「CW18」または「AS18」のグループ コードを持つ三角形は「18 - Basic Asphalt」にマッピングされます。
MX Version 2.5 以降、GENIO マイナー オプション 088 は、ドキュメントで説明されていない機能ですが、グループ コードを含む以外は、マイナー オプション 089 と同じ結果を生成します。 そのため、標準の 089 オプションの代わりにこのオプションを使用することをお勧めします。
重要
三角測量データの読み込み後に、3ds Max のパフォーマンスの低下に気付いた場合は、現在のシーンを保存して、3ds Max を再起動してください。これにより、3ds Max にメモリが再割り当てされます。
このコントロールのグループは、1 つまたは複数のモデルの部分を選択するために役立つフィルタ オプションを提供します。
ファイルの内容リストを使用して、文字列を個別に選択することも、リストを右クリックして、追加の選択オプションのあるメニューを表示することもできます。
ハイライト表示されたモデルに含まれる文字列をラベル別に一覧表示します。 このリストには、文字列タイプとポイント数も表示されます。 三角測量文字列の場合、各文字列内に見つかった三角形の数も表示されます。
リスト内の一部の文字列ラベルがグレー表示されている場合があります。 この状態が発生する原因は、次のいずれかです。
文字列が現在のシーンに既に読み込まれている。 Civil View は、以前に読み込まれた文字列に対して、すべての文字列およびモデル名を自動的にチェックします。 現在のシーンに、同じ文字列ラベルとモデル名の組み合わせがすでに存在する場合、対応するリスト項目が無効になります。
文字列タイプが Civil View でサポートされていない。
これらのコントロールを使用して、読み込まれた文字列に適用するフィーチャ処理スタイルを選択します。
フィーチャ処理は、オブジェクトの読み込み時に、それらに定義済み Civil View オブジェクト作成スタイルを関連付けます。 フィーチャ処理スタイルから参照可能なスタイル定義の範囲には、次のものが含まれます。
スイープ オブジェクト スタイル
オブジェクト配置スタイル
道路標示スタイル
鉄道オブジェクト スタイル
建物オブジェクト スタイル
フィーチャ処理のアプリケーションは、土木工学設計データからの視覚化モデルの開発に関連する大量の作業をなくします。 定義済みのスタイルのライブラリから、ガード レール、道路標示、街路備品、線路、乗り物をすべて完全に自動的にシーンに配置できます。
フィーチャ処理がアクティブでない場合、読み込まれた MX モデル ファイル データから作成されたシェイプ オブジェクトは、Civil View 付属の civilview.cfg ファイル内のカラー一致テーブルに従ってカラー表示されます。 このファイルはカスタマイズ可能で、 \plugcfg フォルダに保存されます(3ds Max で使用される言語ごとに、このフォルダのコピーがあります)。
MX 三角測量データから派生したすべての Civil View オブジェクトには、グループ解除された三角形または識別されていない三角形に割り当てられるプライマリの既定のマテリアル チャネルが割り当てられます。 読み込まれたサーフェスの既定のマテリアル チャネルは、[Civil View 基本設定](Civil View Preferences)パネルにも定義されます。