Civil View は、土木工学に特有の多数のジオメトリ フォーマットの読み込みをサポートしています。
3ds Max の標準読み込みオプションのほかにも、読み込みオプションが用意されています。
Civil View 読み込みパネルの使用には、いくつかの利点があります。 もっとも重要なのは、読み込まれたジオメトリが必ずそのソース ファイルへの永続リンクを保持する点です。 一般的に、読み込まれたオブジェクトは、元の機能と親の名前に対する参照も保持しています。 この機能により、Civil View オブジェクトの更新の基礎が形成され、元の工学ジオメトリに対して変更が加えられたら、可視化モデルを自動的に更新できます。
これらのすべての読み込みパネルに、マテリアルの自動割り当ておよびインテリジェント サーフェスの法線反転も用意されています。
土木工学データは多くの場合、測量座標に基づいています。 これらは、3ds Max での使用に適していない非常に大きい値である可能性があります。
Civil View の[グローバル シフト値](Global Shift Values)は、読み込まれたジオメトリを変換する XY シフトを設定するため、シーンの原点(0,0,0)に近付きます。 これにより、3ds Max が低速になり正確性が低くなるといった大きい座標の問題が回避されます。
ジオメトリをシーンに初めて読み込む前に、[シーン設定(Scene Settings)]ロールアウトで[グローバル シフト値](Global Shift Values)を設定できます。 設定したら、このグローバル シフト値がシーンで永久的に記憶され、それ以降に読み込まれるすべてのジオメトリに同じシフトが適用されます。 さらに一般的には、ジオメトリを初めて読み込むときに、[グローバル シフト値](Global Shift Values)が Civil View によって自動的に設定されます。
各[ジオメトリの読み込み](geometry import)パネルには[オプション](Options)ボタンがあり、そこから Civil View の[基本設定](Preferences)ダイアログ ボックスに直接アクセスできます。
[読み込みオプション](Import Options)を使用すると、共通の読み込み既定値(メッシュ スムーズしきい値、メッシュ エッジ スタイルなど)を設定できます。
読み込まれたシェイプには、[フィーチャ処理](Feature Interpretation)を適用できます。 この機能では、[フィーチャ処理スタイル](Feature Interpretation Styles)を使用して、事前定義された Civil View RMS、OPS、SOS、BOS、および ROS スタイルを、オブジェクトの読み込み時にオブジェクトに関連付けます。 これにより、土木工学設計ジオメトリからの可視化モデルの開発に関連付けられた多くの作業を削減できます。 ガードレール、道路標示、街路備品、車両などはすべて、事前定義されたスタイルのライブラリから自動的にシーンに配置できます。
[読み込まれたオブジェクト マネージャ](Imported Object Manager)には、現在のシーンに読み込まれたすべてのジオメトリについての概要が示されます。このパネルから、1 つの操作で読み込まれたすべてのジオメトリを更新でき、読み込まれたジオメトリの一般的な状態を確認できるため、この可視化がソース デザイン ジオメトリに適しているかどうかをすぐに見分けることができます。