DOShift+クローンの使用

[Shift]+クローンは、3ds Max 内のオブジェクトの複製を作成する主な方法です。

オブジェクトまたは選択対象のクローンを作成するには、標準の変換操作を行うときに、[Shift]キーを押しながらドラッグします。使用できる変換は、移動、回転、スケールの 3 つです。

注: Maya モードがアクティブな場合、[Shift]+ドラッグを使用してオブジェクトのクローンを作成することはできません。代わりに Maya モードでは、Shift+左クリックでオブジェクトの選択と選択解除を実行します。

[Shift]+クローンをオブジェクトに使用するには:

  1. メイン ツールバーで[移動](Move)、[回転](Rotate)、[スケール](Scale)のいずれかをクリックします。
  2. 変換座標系とコンストレイントを選択します。変換ごとに設定が割り当てられます。混乱を避けるためにも、変換ボタンを先に押してから変換座標系とコンストレイントを設定する習慣をつけてください。
    注: 変換ギズモを使用して、軸コンストレイントを設定することができます。
  3. クローンを作成するオブジェクトやオブジェクト セットを選択します。単一オブジェクト、複数オブジェクト、グループ、サブオブジェクトを選択できます。
  4. Shift キーを押したまま、選択対象をドラッグして変換を適用します。

    ドラッグ操作に伴ってクローンが作成されて選択されます。その時点で変換の対象となるオブジェクトは、クローンの方です。元のオブジェクトは選択から外れて変換の影響を受けません。

マウス ボタンを放すと、[クローン オプション](Clone Options)ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスの設定を変更するか、または既定値のままで、[OK]をクリックします。

[Shift]+クローンでは、どの変換を選択しても同じ[クローン オプション](Clone Options)ダイアログ ボックスが表示されます。

[Shift]+クローンをアニメートする

任意の[Shift]+クローン操作をアニメートできます。「[Shift]+回転および[Shift]+スケールをアニメートする」を参照してください。

変換しないクローン

[Shift]+クローンでオブジェクトのクローンを作成する場合は、移動、回転、スケールによる変換を同時に行う必要があります。しかし、場合によっては、変換しないでオブジェクトのクローンを作成する必要があります。[編集](Edit)メニューの[クローン作成](Clone)コマンドで、クローンを一度に 1 つだけ作成することができます。

変換しないでオブジェクトのクローンを作成するには:

  1. クローンを作成する 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。
  2. [編集](Edit)メニュー [クローン作成](Clone)を選択します。[クローン オプション](Clone Options)ダイアログ ボックスが表示されます。これは、[コピーの数](Number Of Copies)の設定がないことを除き、[Shift]+クローンで表示されるダイアログ ボックスと同じです。[クローン作成](Clone)コマンドでは、1 つのコピーだけを作成できます。
  3. このダイアログ ボックスの設定を変更するか、または既定値のまま[OK]をクリックします。
    注: クローン オブジェクトはオリジナル オブジェクトと同じ場所に作られ、クローンの操作の終了時に選択状態になります。[名前による選択](Select By Name)でオリジナル オブジェクトを選択するか、クローンを再度選択します。