細胞マップ

細胞手続き型マップは、モザイク タイル、歩道、海面などのさまざまなビジュアル効果に役立つパターンを生成します。

細胞マップによるゴブレット テクスチャの作成

ヒント: マテリアル エディタのサンプル スロットには、細胞効果ははっきりとは表示されません。作成したい効果を視覚的に確認するには、マップをジオメトリに割り当ててからシーンをレンダリングします。

手順

例: 紙吹雪を作成するには:

  1. 細胞マップを拡散反射光マップとして割り当てます。
  2. 次のパラメータを設定します。

    [セル カラー](Cell Color)領域(カラー見本をクリックした後、RGB 値を使用): 202, 75, 171

    [変動](Variation): 55

    [境界線カラー](Division Colors)領域(カラー見本をクリックした後、RGB 値を使用):

    • 1 番目: 127, 150, 197
    • 2 番目: 0, 119, 163

    [セル特性](Cell Characteristics)領域:

    • [円形状](Circular):
    • [サイズ](Size): 2.4
    • [広がり](Spread): 0.43
    • [フラクタル](Fractal): オフ

    [しきい値](Thresholds)領域:

    • [低](Low): 0.19
    • [中間](Mid): 0.65
    • [高](High): 0.86

例: エイリアンのスキンを作成するには:

  1. 細胞マップを拡散反射光マップとして割り当てます。
  2. 次のパラメータを設定します。

    [セル カラー](Cell Color)領域(カラー見本をクリックした後、RGB 値を使用): 52, 107, 58

    [変動](Variation): 0.0

    [境界線カラー](Division Colors)領域(カラー見本をクリックした後、RGB 値を使用):

    • 1 番目: 112, 119, 64
    • 2 番目: 143, 137, 112

    [セル特性](Cell Characteristics)領域:

    • [円形状](Circular):
    • [サイズ](Size): 7.9
    • [広がり](Spread): 0.61
    • [フラクタル](Fractal): オン
    • [反復](Iterations): 2.0

    [しきい値](Thresholds)領域:

    • [低](Low): 0.17
    • [中間](Mid): 0.64
    • [高](High): 1.0
  3. 拡散反射光マップをバンプ マップにコピーします。

    バンプ量を増やす場合は、細胞バンプ マップのバンプ スムージングの値も増やします。

例: タイル モザイクを作成するには:

  1. 細胞マップを拡散反射光マップとして割り当てます。
  2. 次のパラメータを設定します。

    [セル カラー](Cell Color)領域(カラー見本をクリックした後、RGB 値を使用): 141, 120, 87

    [変動](Variation): 54

    [境界線カラー](Division Colors)領域(カラー見本をクリックした後、RGB 値を使用):

    • 1 番目: 128, 128, 128
    • 2 番目: 221, 221, 221

    [セル特性](Cell Characteristics)領域:

    • [チップ](Chips)
    • [サイズ](Size): 7.0
    • [広がり](Spread): 0.35
    • [フラクタル](Fractal): オフ

    [しきい値](Thresholds)領域:

    • [低](Low): 0.42
    • [中間](Mid): 0.76
    • [高](High): 1.0
  3. ミックス マップをバンプ マップとして割り当てます。
  4. [マテリアル/マップ ナビゲータ](Material/Map Navigator)をクリックして、ナビゲータを表示します。ナビゲータからドラッグして、細胞状拡散反射光マップをミックス マップの[カラー #2](Color #2)マップ ウィンドウにコピーします。
  5. ダイアログ ボックスが表示されます。それをインスタンスとするかコピーとするかを尋ねられます。[コピー](Copy)を選択してから、[OK]をクリックします。
  6. ノイズ マップをミックス マップの[カラー #1](Color #1)マップ ウィンドウに割り当てます。
  7. 次のノイズ パラメータを設定します。

    [ノイズ タイプ](Noise Type): [フラクタル](Fractal)

    [レベル](Levels): 6.0

    [サイズ](Size): 9.3

  8. ミックス マップの[ミックス パラメータ](Mix Parameters)ロールアウトで、ミキシング量を 0.5 に設定します。
  9. マテリアルの最上位レベルに移ります。[マップ](Maps)ロールアウトで[バンプ](Bump)の[量](Amount)を 82 に設定します。

インタフェース

[セル カラー](Cell Color)領域

このコントロールでセルのカラーを指定します。

カラー見本
[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスが表示されます。セルのカラーを選択します。
[マップ](Map)ボタン

固定色ではなく、マップをセルに割り当てます。

[チェック ボックス]

チェックマークが付いている場合、マップを使用できます。チェックマークが付いていない場合、マップは使用できません(セル カラーがカラー見本に戻ります)。

変動

RGB 値をランダムに変更して、セルのカラーを変化させます。変動が大きければ、それだけランダム効果が高くなります。このパーセント値は、0 ~ 100 の範囲です。0 の場合、カラー見本またはマップでセル カラーが完全に決められます。既定値は 0 です。

[境界線カラー](Division Colors)領域

次のコントロールを使用して、セル間の境界線カラーを指定します。セルの境界線とは、2 つの色またはマップの間を結ぶ部分です。

カラー見本
[カラー セレクタ](Color Selector)を表示して、セル境界線カラーを選択します。
マップ ボタン
セル境界線カラーの 1 つにマップを割り当てます。
[チェック ボックス]
チェックマークが付いている場合、関連するマップを使用できます。チェックマークが付いていない場合、関連するマップを使用できません(境界線カラーはカラー見本に戻ります)。

[セル特性](Cell Characteristics)領域

次のコントロールは、セルのシェイプやサイズを変更します。

[円形状](Circular)、[チップ](Chips)
セルのエッジの外観を選択できます。[円形状](Circular)を使用すると、セルは円形状になります。より有機的な、半球状の外観になります。[チップ](Chips)ラジオ ボタンを選択すると、セルは線形のエッジを持ちます。より薄い、モザイク状の外観になります。既定値は[円形状](Circular)です。
サイズ
マップ全体のスケールを変更します。この値を調整して、マップをジオメトリに合わせます。既定値は 5.0 です。
広がり
個々のセルのサイズを変更します。既定値は 0.5 です。
バンプ スムージング
細胞マップをバンプ マップとして使用すると、セルの境界でエイリアシングまたはジャギーが生じることがあります。その場合は、この値を大きくします。既定値は 0.1 です。
フラクタル
細胞パターンをフラクタル パターンとして定義するオプションで、オンにすると次の 3 つのパラメータが有効になります。既定値ではチェックマークが付いていません。
反復
フラクタル関数が適用される回数を設定します。注意: この値を大きくすると、レンダリング時間が長くなります。既定値は 3.0 です。
アダプティブ
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、最適なフラクタルの反復回数が設定されます。つまり、反復回数が増えると、ジオメトリはよりシーンの視点に近くなり、より距離が縮みます。これによって、エイリアシングが減少し、レンダリング時間を短縮できます。既定値ではチェックマークが付いています。
粗さ
細胞マップをバンプ マップとして使用する場合、このパラメータによりバンプの粗さが制御されます。[粗さ](Roughness)が 0 の場合、それぞれの反復の強さは直前の反復の半分となり、サイズも半分になります。[粗さ](Roughness)を大きくすると、それぞれの反復はその強度とサイズが直前の反復に近くなります。[粗さ](Roughness)を最大値 1.0 に設定すると、それぞれの反復のサイズと強度は、直前の反復と同じになります。これは実質的に、フラクタル化をオフにすることになります。[反復](Iterations)が 1.0 より大きくないと、[粗さ](Roughness)には効果がありません。既定値は 0.0 です。

[しきい値](Thresholds)領域

次のコントロールは、セルと境界線の相対的サイズに影響します。既定値のアルゴリズムで指定されるサイズの正規百分率(0 ~ 1)として表現されます。

セルのサイズを調整します。既定値は 0.0 です。
中間
1 番目の境界線カラーを、2 番目の境界線カラーとの関係で調整します。既定値は 0.5 です。
境界線全体のサイズを調整します。既定値は 1.0 です。