アニメーション コンストレイント

アニメーション コンストレイントは、アニメーション処理の自動化に役立つ特殊なタイプのコンストレイントです。コンストレイントで他のオブジェクトとの関連性をバインドし、オブジェクトの位置、回転、スケールを制御します。

コンストレイントを行うには、1 つのアニメートされたオブジェクトと少なくとも 1 つのターゲットが必要です。ターゲットは、コンストレイントされたオブジェクトに一定のアニメーションの限界を与えます。

たとえば、あらかじめ定義したパスに沿って飛行機を速く動かしたい場合、パス コンストレイントを使って飛行機がスプライン パスに沿って動くように制限できます。

キーフレーム アニメーションを使用すると、コンストレイントとターゲットのバインド関係を一定時間で切り替えることができます。

コンストレイントの一般的な使用法

• あるオブジェクトを一定の時間内で別のオブジェクトにリンクさせます。たとえば、キャラクタが手を使って野球用バットを取り上げる場合です。
• あるオブジェクトの位置や回転を、別のオブジェクトとリンクさせます。
• あるオブジェクトが常に複数のオブジェクトの間にあるようにします。
• オブジェクトをパスに沿わせたり、複数のパスの間にあるようにします。
• オブジェクトがサーフェスに沿うようにします。
• オブジェクト ポイントを別のオブジェクトに向かわせます。
• オブジェクトの向きと別のオブジェクトの向きを関連させます。

ヒント: [スケマティク ビュー](Schematic View)を使用すると、シーン内のすべてのコンストレイント関係を確認できます。

ボーンによるコンストレイント

コンストレイントがボーンに適用できるのは、IK コントローラがボーンを制御していない場合だけです。ボーンに IK コントローラが割り当てられていると、階層のルートかチェーンだけが制限の対象になります。