BIP アニメーションのロードと保存

Biped モーション(BIP)ファイルには、ファイル名に拡張子 .bip が付きます。この形式のファイルには、Biped のモーションに関するすべての情報が保存されます。これには、足跡、四肢の回転を含むキーフレーム設定、Biped のスケール、アクティブな重力(重力加速)の値が含まれます。また、キーに対する IK ブレンドの値や、オブジェクト空間の設定も保存されます。

BIP ファイルには、シーン内の IK オブジェクト、プロップ、およびその他のオブジェクトも保存できます。

.bip ファイルの作成または取得は、次のいずれかの方法で行います。

モーション Mixer (MIX)ファイルやモーション フロー エディタ (MFE)ファイルを保存すると、参照される BIP ファイルのパスも保存されます。ファイルの格納場所が変わったりファイル名が変更されたりして、BIP ファイルのパスが切れている場合、それぞれ[ミキサー ファイルが見つかりません](Missing Motion Mixer Files)ダイアログ ボックスまたは[モーション フロー ファイルが見つかりません](Missing Motion Flow Files)ダイアログ ボックスが開き、見つからないファイルが一覧表示されます。この状態を修正するには、[アセット トラッキング](Asset Tracking)ダイアログ ボックスを開き、ファイルのパスを新たに設定し直します。

手順

既存の BIP ファイルから Biped のモーションをロードするには:

  1. アニメートする Biped を 選択し、 [モーション](Motion)パネルに移動します。
  2. [Biped]ロールアウトで、フィギュア モードがオフになっていることを確認し、 ([ファイルをロード](Load File))をクリックします。
    注: フィギュア モードがオンになっている場合は、[ファイルをロード](Load File)オプションを使用すると、フィギュア(FIG)ファイルがロードされます。また、フィギュア モードで何らかの操作を行うと、Biped の基本的な形状と構造が変更されます。フィギュア モードがオフになっている場合は、[ファイルをロード](Load File)オプションを使用すると、BIP ファイルがロードされて、フィギュアをアニメートできます。
  3. ファイル ダイアログ ボックスで、ロードする BIP モーション ファイルを選択し、開くをクリックします。
  4. これで、Biped のシーン内の位置が、アニメーション ファイルの初期位置と想定される位置に変更されます。変更後の Biped の位置を確認するには、[全範囲ズーム](Zoom Extents)を使用します。
    ヒント: Biped のキーボード ショートカット Alt+R を使用すると、アニメーションの範囲が、現在選択している Biped のアニメーションの範囲に設定されます。BIP ファイルをロードするとアニメーションの長さが変わることがあるので、その場合にこのキー操作を使うと便利です。この操作を行うときは、[キーボード ショートカットの切り換え](Keyboard Shortcut Override Toggle)がオンになっていることを確認してください。

作成したアニメーションまたは読み込んだアニメーションを BIP ファイルに保存するには:

  1. 足跡またはフリーフォーム(あるいは両方)を使用して、Biped をアニメートします。
  2. アニメーションを保存する Biped を 選択し、 [モーション](Motion)パネルに移動します。
  3. [Biped]ロールアウトで、フィギュア モードがオフになっていることを確認し、 ([ファイルを保存](Save File))をクリックします。
  4. ファイル ダイアログ ボックスにモーション ファイルの名前を入力し、保存をクリックします。
親トピック: Biped のモーションのロード、保存、表示