[マップ スケーラ](MapScaler)モディファイヤ(ワールド空間)

[マップ スケーラ](MapScaler)は、オブジェクトに適用されたマップのサイズを保持します。これにより、マップのスケールを変えることなく、オブジェクトのサイズを変更することができます。特に、ジオメトリのスケールがどのように変更されても関係なく、[マップ スケーラ](MapScaler)を使用してマップ サイズを維持することが可能です。

マップ スケーラは、オブジェクトのマップのサイズを設定

このモディファイヤは、[選択してスケール](Select And Scale)ツールを使用してスケールしたときに、オブジェクト サイズに対してマップのスケールを維持する[マップ スケーラ(OSM)](MapScaler (OSM))モディファイヤとは異なります。2 つのモディファイヤのその他の違いについては、[マップ スケーラ(OSM)](MapScaler (OSM))モディファイヤの定義を参照してください。

注: このワールド空間モディファイヤは、主に建築モデルの壁や大きな平面オブジェクトなど、垂直方向オブジェクトに使用されます。[マップ スケーラ](MapScaler)はどんなオブジェクトにも適用できますが、その結果、特に複雑なカーブ サーフェスではリアルさが減って、完成したテクスチャに割れ目が生じることがあります。

インタフェース

スケール

テクスチャ パターンの 1 つの繰り返しのサイズを表します。サイズは現在のシステム単位で計測されます。繰り返しは、オブジェクトの U 方向と V 方向の全長で行われます。既定値は 1.0 です。

注: [基本設定](Preferences)ダイアログ ボックスの[リアル-ワールド テクスチャ座標を使用](Use Real-World Texture Coordinates)チェック ボックスにチェックマークが付いている場合、スケール設定の既定値は 1.0 です。[リアル-ワールド テクスチャ座標を使用](Use Real-World Texture Coordinates)チェック ボックスにチェックマークが付いていない場合、スケールの既定値は 100.0 です。
[U オフセット](U Offset)と[V オフセット](V Offset)

水平オフセットと垂直オフセットをそれぞれ指定します。[ラップ テクスチャ](Wrap Texture)チェック ボックスにチェックマークが付いていないときにだけ使用できます。

ラップ テクスチャ

チェックマークが付いている場合、マップ スケーラはテクスチャをオブジェクトに均等に巻きつけます。このオプションは多量の計算を必要としますが、通常は満足できる結果を得ることができます。既定値ではチェックマークが付いています。

スムージング グループを使用してラップ

このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、同じスムージング グループが共有されていると、テクスチャをコーナーの周囲に巻きつけます。鋭角のコーナーでは新しいテクスチャ原点が取得されますが、カーブした壁はスムーズにマップされます。このチェック ボックスを使用できるのは、[ラップ テクスチャ](Wrap Texture)チェック ボックスにチェックマークが付いている場合だけです。既定値ではチェックマークが付いていません。

チャネル

マップ チャネルを指定します。既定値は 1 です。

[上方向](Up Direction)領域

  • ワールド Z 軸マップをワールドの Z 軸方向に位置合わせします。

    このオプションを選択してからオブジェクトを回転すると、マッピングがオブジェクトに固定されません。

  • ローカル Z 軸マップをオブジェクトのローカル Z 軸方向に位置合わせします。

    このオプションでは、マッピングはオブジェクトに固定されたままです。