オート キー モードの使用

アニメーションの作成を開始するには、まず[オート キー](Auto Key)ボタンをオンにして、タイム スライダを使用して特定のフレームに移動し、次にシーンに変更を加えます。オブジェクトの位置、回転、スケール、およびその他の設定やパラメータのほとんどをアニメートできます。

変更を加えると、変更されたパラメータに対する新しい値を記録したキーを 3ds Max が現在時間に作成します。そのキーがそのパラメータで作成した最初のアニメーション キーである場合、2 番目のアニメーション キーも[オート キー既定フレーム](Auto Key default frame)で作成され、パラメータの元の値が引き継がれます。

後続のフレームに少なくとも 1 つのキーを作成しない限り、キーは既定フレームで作成されません。既定フレームのキーは、後から移動、削除、再生できます。

[オート キー](Auto Key)ボタンをオンにすると、次の状態になります。

[オート キー](Auto Key)を使用してアニメーションを作成する例を参照するには、次のビデオを再生してください。

オブジェクトのアニメートを開始するには:

  1. をクリックしてオンにします。
  2. タイム スライダを別の時間にドラッグします。
  3. 次のいずれかを実行します。
    • オブジェクトを変換
    • アニメート可能なパラメータを変更

たとえば、アニメート以前の円柱にはキーはありません。[オート キー](Auto Key)ボタンをオンにし、フレーム 20 で y 軸を中心に円柱を 90 度回転すると、回転キーがフレーム 0 と 20 に作られます。フレーム 0 のキーには円柱の元の方向が保存され、フレーム 20 のキーには 90 度でアニメートした回転が保存されます。アニメーションを再生すると円柱が Y 軸を中心に 21 フレームで 90 度回転します。

ヒント: 既定の開始フレームを変更したり、自動的な開始フレームの記録を無効にするには、アニメーションの基本設定で [オート キー既定フレーム](Auto Key default frame)コントロールを使用します。

アニメートなしのモデリング

[オート キー](Auto Key)ボタンをオンにすると、いつでもアニメートが可能になりますが、同じようにアニメーション内ではアニメーション キーを作成しなくてもいつでもモデリングできます。

[オート キー](Auto Key)ボタンをオフにしてオブジェクトや他のパラメータを変更する場合、そのオブジェクトやパラメータに対してアニメートが適用済みであるかどうかで結果は異なります。

アニメートできるもの

3ds Max ではほとんどのパラメータをアニメートできるので、アニメートできるかどうかを確認する簡単な方法は、まず試してみることです。一般に、パラメータをアニメートしようと思えば、まずアニメートできると思ってさしつかえありません。

しかし、ときにはパラメータをアニメートできるかどうかあらかじめ知っておかなければならないこともあります。その場合は、トラック ビューを使用します。トラック ビューの階層リストには、アニメートできるすべてのパラメータが表示されます。トラックにコントローラを追加しないとアニメートできないこともあります。