多くのコントロールは、NURBS モデルのさまざまな種類のサブオブジェクトに共通なものです([読み込み](Imports)は除く)。このトピックでは、ほとんどの NURBS サブオブジェクトに共通のコントロールを紹介します。
NURBS モデルを変更する方法の 1 つとして、モデルのサブオブジェクトの変換があります。変換によってモデルの曲率と形状をインタラクティブに変更できます。ポイントや CV の変換は、NURBS カーブやサーフェスの形状を調整する際に特に有用です。
また CV を除く大半のサブオブジェクトを Shift + クローンすることができます。カーブとサーフェスにShift + クローンを実行すると、[サブオブジェクトのクローン オプション](Sub-Object Clone Options)ダイアログ ボックスが表示され、ここでリレーショナル依存を削除してパフォーマンスを上げることができます。
[読み込み](Imports)以外のあらゆる NURBS サブオブジェクトに対するロールアウトに、[選択](Selection)領域があります。この領域のボタンによって、選択すべきサブオブジェクトを制御できます。選択ボタンは、サブオブジェクトを個別に選択する場合、または複数のサブオブジェクトを一度に選択する場合に使用します。たとえば、[サーフェス CV](Surface CV)選択ボタンを使用すると、個々の CV を選択したり、サーフェス上の 1 行の CV を選択したりできます。
選択コントロールには、CV 以外の個々の NURBS サブオブジェクトの名前をカスタマイズするための[名前](Name)編集ボックスがあります。読み込みサブオブジェクトには、[名前](Name)編集ボックスしか選択コントロールがありません。
他のオブジェクトと同じように、NURBS サブオブジェクトを表示したり、非表示にしたりできます。非表示のサブオブジェクトはビューポートでは見ることができませんが、レンダリング可能です。サブオブジェクト レベルでは、非表示のものはレンダリングに影響しません。非表示のサブオブジェクトを選択することはできません。カーブとサーフェス サブオブジェクトでは、名前による非表示、表示が可能です。
従属ポイント、カーブ、サーフェスのサブオブジェクトを独立させることができます。
すべてのサブオブジェクトのロールアウトに、[アニメーションを削除](Remove Animation)ボタンがあります。このボタンは、選択したサブオブジェクトからアニメーション コントローラを削除します。
カーブ サブオブジェクトやサーフェス サブオブジェクトを NURBS モデルからデタッチすることで、新しいカーブ オブジェクトやサーフェス オブジェクトを作成することができます。この場合、カーブやサーフェスを選択してから[デタッチ](Detach)ボタンをクリックします。表示されるダイアログ ボックスで、新しい NURBS オブジェクトの名前を入力します。新しいオブジェクトは元の NURBS オブジェクトの一部ではありません。
また、[デタッチ](Detach)ボタンを使ってカーブ サブオブジェクトやサーフェス サブオブジェクトのコピーである新しい NURBS オブジェクトを作成することもできます。この場合は、カーブやサーフェスを選択し、[デタッチ](Detach)ボタンをクリックする前に[コピー](Copy)チェック ボックスをクリックしてチェックマークを付けます。表示されるダイアログ ボックスで、新しいオブジェクトの名前を入力します。元のカーブやサーフェス サブオブジェクトは、編集していた NURBS オブジェクトの一部として残ります。ただし、コピーしたカーブやサーフェスは独立した NURBS オブジェクトです。
この切り替えは、従属オブジェクトに影響します。このチェック ボックスにチェックマークが付いていない場合、従属サブオブジェクトのアタッチを解除すると、独立オブジェクトになります。たとえば、U ロフトをデタッチすると、CV サーフェスに変換されます。チェックマークを付けた場合、従属サブオブジェクトをデタッチすると、これが従属するオブジェクトもデタッチされるので、オブジェクトは従属のままになります。たとえば、U ロフトをデタッチすると、これを定義するカーブもデタッチされます。