CATRig は必要に応じてどんな形状にもできます。脊椎、頭、骨盤、リム(四肢)、指、足の指、尾などを必要なだけ追加できます。エクストラ ボーンを追加することも可能です。
CAT には、人間、動物、昆虫、ロボットなどのプリセット リグのライブラリが用意されています。
CATRig をゼロから作成することもできますが、通常は最も類似しているリグをロードして、そこから編集するのが一番簡単な方法です。
カスタム CATRig は、いつでも新しいプリセットとして保存して、後で再利用できます。この方法は CAT 全般で利用できます。必要としているものに最も近いプリセットをロードして、目的に合わせて編集し、その結果を新規プリセットとして保存します。
CAT を使えば、必要なリグを手早く作成できます。CATRig には組み込みの IK があり、脊椎や尾を簡単に調整できます。高度な指のコントロールを使用して、簡単に指や足の指を配置できます。既定値では、脚は IK、腕は FK で作成されます。すべてのリムのボーンは、ツイストするボーンにセグメント化することができます。セグメントツイストの重みはスプラインで制御します。
(アニメーション モードではなく)設定モードでも、リグを設定して直感的に調整することができます。腕には FK、脚には IK と組み合わせたり、骨盤、胸部、頭部を直感的に移動および回転することができます。
セットアップ中は、IK セットアップを損なうことなく CATRig をリサイズできるため、ファイルを結合する場合には便利です。アニメーション レイヤを作成すると、それ以降はサイズを変更できなくなります。この動作により、既存のアニメーションで問題が発生することがありません。
CATRig プリセットをロードするには:
ビューポートにリグが表示されます。
[Marama]CATRig プリセット
[作成](Create)パネルの[CATRig パラメータ](CATRig Parameters)ロールアウトに、リグの基本的なパラメータが表示されます。パラメータは、プリセットの作成中に変更できます。それ以外の場合は、他の 3ds Max オブジェクトと同様に、CATParent オブジェクトを選択し、[修正](Modify)パネルを開いて作成パラメータを後で編集できます。
CATRig をゼロから作成するには:
骨盤がビューポートに表示され、CATParent の上中央に配置されます。
骨盤はハブの一種です。骨盤を選択すると、[修正](Modify)パネルに[ハブ セットアップ](Hub Setup)ロールアウトが表示されます。このロールアウトから、脚、腕、脊椎、尾、エクストラ ボーン、および追加のリギング オブジェクト(プロップ、スペア パーツなど)を追加できます。[ハブ セットアップ](Hub Setup)パラメータの詳細については、「ハブ」を参照してください。
骨盤の両側に脚が 2 本追加されます。
複数のボーンともう 1 つのハブで構成される脊椎が、骨盤の上に配置されます。ここでは、2 つ目のハブは胸部です。
腕が胸部の両側に追加されます。
新しい脊椎と 3 つ目のハブが胸部の上に配置されます。この 3 つ目のハブは頭部として機能します。
これで基本的な CATRig が完成しました。CATRig のすべての例は、この方法のバリエーションで作成されています。つまり、いくつかの基本的なツールだけで多種多様な CATRig を作成できることがお分かりでしょう。