このコントローラを使用すると、別のシーン ファイル内のあらゆる種類の変換コントローラを外部参照できます。外部参照コントローラの概念と原理は、外部参照オブジェクトや外部参照マテリアルと同じです。他のユーザが更新中の別のシーンで現在使用されているアニメーション データにアクセスすることができるため、制作現場での共同作業を効率化できます。
たとえば、アニメータがローカルで作成したキャラクタの歩行アニメーションを、制作統括者が外部参照して、複数のキャラクタで構成されるマスター シーンに組み込むことができます。制作統括者は、ソース シーンの最新の変更内容をマスター シーンに定期的に反映させることができます。制作統括者が問題点を見つけた場合は、アニメータが適切な修正を行うと、マスター シーンに修正内容が反映されます。
外部参照コントローラは、外部参照オブジェクトとともに、または単独で作成できます。
外部参照コントローラを削除するには、外部参照エンティティ リストでエントリを右クリックしてコンテキスト メニューから[シーンに合成](Merge in Scene)を選択するか、新しい変換コントローラをオブジェクトに割り当てます。
外部参照コントローラはマスター シーンでは読み取り専用ですが、ローカル オフセットをオブジェクトのアニメーションに追加できます。
[モーション](Motion)パネルを使用して外部参照コントローラを割り当てるには:
3ds Max は、シーンのオブジェクトの変換コントローラを外部オブジェクトのコントローラから参照します。
オブジェクトの変換コントローラの位置がハイライト表示されています。 |
外部参照されているオブジェクトの変換コントローラの位置がハイライト表示されています。 |
変換オフセットを外部参照オブジェクトのアニメーションに追加、リセットするには:
球がマスター シーンの[0,0,0]に表示されます。
これで、[10,10,10]から[15,15,15]に移動します。
球体のローカル オフセットが削除され、元の位置[0,0,0]に戻ります。
これらのコントロールは、[外部参照オブジェクト](XRef Object)ロールアウトのコントロールに似ています。外部参照コントロールのソースのファイル パス、ファイル名、オブジェクト名を変更できます。