ここでは、[シーン エクスプローラ](Scene Explorer)ウィンドウの一般的な機能を使用する手順について説明します。このセクションのいくつかのトピックでは、特定のシーン エクスプローラ機能を使用するための追加の手順を確認できます。
シーン エクスプローラでオブジェクトを選択する:
注: シーン エクスプローラでオブジェクトを選択すると、シーンで自動的に選択されます(逆も同様です)。
注: シーン エクスプローラで選択したオブジェクトのカラーに関しては次のようになります。
- 明るい青は、オブジェクトが選択され、シーン エクスプローラにフォーカスがあることを示します。
- グレーは、オブジェクトが選択され、シーン エクスプローラにフォーカスがないことを示します。
- 濃い青は、選択したオブジェクトの親(オブジェクトまたはレイヤ)を示します。
- オプションで、[表示]ツールバーでオブジェクト タイプ フィルタを設定して確認したいオブジェクトのみ表示できます。既定では、このダイアログ ボックスの左側の垂直方向のツールバーを使用できます。このフィルタは、[表示](Display)メニュー [オブジェクト タイプ](Object Types)サブメニューからも使用できます。
- 次のいずれかを実行します。
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- エクスプローラの上にあるテキスト フィールドをクリックし、選択するオブジェクトを他のオブジェクトと区別できる文字列をキーボードから入力します。たとえば、シーンに球とボックスがそれぞれいくつか含まれる場合、球の名前が既定値のままであれば、S と入力するだけですべての球を表示できます。
ヒント: さらに柔軟に一致させる場合は、ワイルドカードを使用します。たとえば、?y と入力すると、名前の 2 番目の文字が「y」のオブジェクトのみが表示され、*d と入力すると、最初の文字の後に「d」という文字が含まれているオブジェクトが表示されます。この例では、いずれのワイルドカード入力も、「cylinder」などで始まる名前のオブジェクトすべてと一致します。
テキストを入力すると、リストは項目と一致する名前のみを表示し、残りは非表示になります。このフィルタを除去するには、テキストを削除するか をクリックします。
- [Enter] を押して、リスト全体を復元している間に一致するオブジェクトのみをハイライト表示または選択します。
- マウスを使用する場合:
- 名前付き選択セットがある場合は、[選択](Selection)ツールバーの[選択の設定](Selection Set)ドロップダウン リストから 1 つを選択します。
- [検索オプション](Advanced Search)ダイアログ ボックスを使用する場合: [シーン エクスプローラ](Scene Explorer)ダイアログ ボックス [選択](Select)メニューの[検索](Search)を選択し、ブール演算子を用いた検索語句を必要な数だけ設定して、[選択](Select)をクリックします。
シーンからオブジェクトを削除する:
オブジェクトとレイヤの表示/非表示を切り替える:
注: シーン エクスプローラには、各エントリの左に、クリックして表示/非表示を切り替えるための便利な電球アイコンがあります。これは、表示プロパティと同じ機能を実行します。
- 表示/非表示を切り替えるオブジェクトまたはレイヤの電球アイコンをクリックする:
レイヤまたはオブジェクトの表示を明示的にオフにすると、電球アイコンがグレーに変わります。表示設定がオフになっているレイヤに属するオブジェクトのアイコンはレイヤ アイコンで、表示設定は属するレイヤによって決定されます。
ヒント: [レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックス
[共通パラメータ](Common Parameters)ロールアウトで[非表示のジオメトリをレンダリング](Render Hidden Geometry)を有効にすると、非表示のジオメトリを強制的にレンダリングすることができます。
シーン エクスプローラで[階層別にソート](Sort By Hierarchy)モードで階層を編集する:
- オブジェクトを他にリンクするには(子から親)、オブジェクトのアイコンまたは名前を他のオブジェクトにドラッグします。マウス カーソルの形状が 2 つの重なり合った四角形である場合、マウス ボタンを離します。ドラッグしたオブジェクトは、ドラッグ先のオブジェクトの子になります。
- 親に複数のオブジェクトをリンクするには、まずそれらのオブジェクトを選択ししてから別のオブジェクトにドラッグします。
- 任意の数の子オブジェクトをその親から除去して、それらの子オブジェクトをトップ レベルに復元するには、まずそれらの子オブジェクトを選択してから、リストの下にある空白の領域またはリストの左へドラッグします。この時点で、カーソルのイメージが 1 つの長方形から 2 つの重なり合った長方形へと変化するので、マウス ボタンを離してリンク解除プロセスを完了することができます。
または、オブジェクトを選択し、右クリックしてコンテキスト メニューの右下領域から[リンク解除](Unlink)を選択します。
レイヤの内容を編集するには、同様の方法を使用できます。
[シーン エクスプローラ](Scene Explorer)ダイアログ ボックスをドッキングおよびフローティングする:
複数のオブジェクトを編集する:
- 変更したい値がシーン エクスプローラのインタフェースに表示されていることを確認します。表示されていない場合は、[カラムを設定](Configure Columns)を使用して追加してください。
- 複数のオブジェクトを選択します。
- オブジェクトの 1 つについて、値を変更します。
シーン エクスプローラによって、すべての選択した項目に同じ値が設定されます。
ヒント: [フリーズ](Frozen)などのオン/オフ タイプのプロパティでは、アイコンまたはチェック ボックスでなくても、セル内のどこかをクリックすればオン/オフを切り替えることができます。
注: 選択したオブジェクトの行をクリックしても、他のオブジェクトは選択解除されません。
階層、レイヤ、コンテナ、またはグループを展開または集約する:
階層、コンテナ、およびグループ構造の表示は、[階層別にソート](Sort By Hierarchy)モードでのみ可能です。レイヤ構造の表示は、[レイヤ別にソート](Sort By Layer)でのみ可能です。
- 階層レベル、レイヤ、コンテナ、またはグループ名の左の矢印をクリックします。
- 矢印が右向きで、集約された構造を示している場合、クリックすると構造が展開され、その内容がインデントされて表示されます。
- 矢印が下向きで、展開された構造を示している場合、クリックすると構造が集約され、最上位レベルのみが表示されます。
- 階層またはレイヤのすべてのレベルを展開または集約して、最上位のエンティティの矢印を [Ctrl]+ クリックします。
選択したオブジェクトの[オブジェクト プロパティ](Object Properties)ダイアログ ボックスを表示するには:
- シーン エクスプローラまたはレイヤ エクスプローラを開きます。
- ダイアログ ボックスのリストで、確認または変更するプロパティを持つオブジェクトを選択します。
- 右クリックし、クアッド メニューから[プロパティ](Properties)を選択します。
1 つまたは複数のオブジェクトの名前を変更する:
- リスト内のオブジェクトの名前をクリックしてオブジェクトを選択します。または、複数のオブジェクトを選択します。この場合、編集はすべての選択されたエントリに適用されます。
- 選択した 1 つのオブジェクトの名前をゆっくりダブルクリックするか、右クリックして[名前変更](Rename)を選択します。
注: 複数のオブジェクトの名前は、右クリック メニューの[オブジェクトの名前を変更](Rename Objects)ダイアログ ボックスでのみ変更できます。