スタディ

スタディとは単一の解析または解析順序を指します。スタディには、材料、射出位置、冷媒、または型開閉時間など、解析のすべての設定および成形条件が含まれます。スタディはプロジェクト内に保存されます。

作成した各スタディは、プロジェクト ビュー ペイン内に表示されます。すべてのスタディの設定および成形情報は、プロジェクト ビュー ペインの下にある、スタディ タスク ペインに表示されます。[スタディの注記]を作成して、重要な点に注意を促すことができます。

プロジェクトに多数のスタディがある場合は、これらをフォルダに整理できます。

プロジェクト ビュー ペインのスタディ名の右側に表示される記号は、各スタディの解析タイプと順序を視覚的に表示するものです。塗りつぶされた記号 は、解析が完了して結果が利用可能であることを示し、線だけの記号 は分析がまだ未実行であることを示します。赤色の X マークがある線だけの記号は、解析が失敗したことを示します。

アイコン 解析順序
/ / 冷却
/ / 実験計画法
/ / 充填
/ / ゲート位置
/ / モールディング ウィンドウ
/ / 保圧
/ / 成形プロセス最適化
/ / 反り
/ / 収縮
/ / 応力
/ / パドル シフト
/ / ワイヤー スイープ
/ / 流動(非圧縮性)

スタディ タスク ペインには、解析を設定するために実行が必要なタスクが表示されます。タスクの既定操作は、スタディ タスク ペインから選択することで開始できます。たとえば、[解析順序] タスクを選択すると、解析順序の変更ができます。各タスクが完了すると、タスクの横に緑色のチェックが表示されます。すべてのタスクが完了すると、[解析実行]がアクティブになります。[解析実行]アイコンをクリックして、解析を開始することができます。解析が完了すると、結果が スタディ タスク ペインのフォルダに表示されます。

ジョブ マネージャを使用して解析を開始した場合、スタディ ファイルはコピーされ、解析は 作業フォルダ で実行され、ご使用の PC のローカル ドライブにある一時フォルダに格納されます。

作業ディレクトリを使用することにより、大きなサイズの一時ファイルを生成する可能性のある解析を、実際のプロジェクト ディレクトリとは異なるディスク リソースを使用して実行できます。これは、プロジェクトがネットワーク ドライブにある場合は特に重要です。また、作業ディレクトリにより、解析をメインのプロジェクト ディレクトリから独立して実行でき、ファイル ロックの発生による問題に影響を受けることもありません。

ヒント: スタディ タスク ペイン内で右クリックすることで、多くの便利なタスクに容易にアクセスできます。