今年は Inventor の 20 周年記念で、Inventor 2020 がリリースされます。このリリースでは、製品の複雑な設計課題の解決や作業時間の短縮に役立つ数多くの機能強化が提供されています。
Inventor 2020 リリースには Autodesk Account からアクセスします。
Inventor 2020 で導入された機能強化:
新機能の詳細については下記を参照してください。
UI の強化機能
Inventor 2020 では、機能強化と生産性向上を実現する、新しい明るい色調のインタフェースが提供されます。明るい色調には、照明スタイルの全体的な表示の更新、Inventor 全体のアイコンの更新、複数のモデルのビュー設定を変更するグラフィックスのプリセット、マルチモニタのサポート、および以前のバージョンから Inventor 2020 に移行するための、マイグレーションに対する拡張された機能強化が含まれます。
詳細については、「ユーザ インタフェースの拡張」、「マルチモニタ」、「マイグレーションの機能強化」を参照してください。
コマンドの UI と生産性の機能強化
Inventor 2018 の[計測]コマンド、Inventor 2019 の[穴]コマンドを始めとする、追加のコマンドが機能とワークフローの改善を含む新しいプロパティ パネルの UI で更新されました。Inventor 2020 では、機能強化と生産性向上のため、プロパティ パネルの UI が[押し出し]、[回転]、[スイープ]、および[ねじ]の各コマンドに拡張されています。
詳細については、「フィーチャの生産性と使いやすさの機能強化」を参照してください。
パフォーマンスの改善
Inventor のお客様は、このソフトウェアを大規模で複雑な設計で常に使用しています。お客様をサポートするために、Inventor のパフォーマンスを改善する方法を継続的に模索しています。Inventor 2020 では、アセンブリ、部品、図面、および AnyCAD のワークフローのパフォーマンスが向上しています。
詳細については、「パフォーマンスの向上」と「アセンブリの一般的な機能強化」を参照してください。
設計の機能強化
Inventor 2020 では、コア設計コマンドとワークフローに新機能を継続して提供していきます。全体的な生産性向上のため、スケッチおよびコンテンツ センターの機能が強化されています
スイープは、3D ツール ボディのスイープによりスイープされたジオメトリを除去および追加するための、ソリッド スイープ機能を追加することで改善されています。
新しい[アンラップ]コマンドの導入により、一連の連続した面から平面を取得できるようになりました。[アンラップ]によって、さまざまな形式で保存またはエクスポートできる面にほぼすべての形状を平坦化することができます。
詳細については、「フィーチャの生産性、ワークフロー、UI の機能強化」および「コンテンツ センターの機能強化」を参照してください。
大幅な改善がフレーム ジェネレータに加えられました。フレーム ジェネレータのコマンドの多くが、プロパティ パネルの UI を使用するようになりました。
カスタム コンテンツ ライブラリをインストールすると、Inventor 2020 に追加された新しい[エンド キャップ]コマンドを使用できます。[ノッチ]および[フレームを挿入]機能が改善されました。
詳細については、「フレーム ジェネレータの機能強化」を参照してください。
移動と相互運用性
AnyCAD for Fusion 360 は、技術プレビューとして 2018.2 でリリースされましたが、Inventor と Fusion 360 のサブスクリプションメンバー向けの機能として完全にリリースされました。AnyCAD for Fusion 360 は、コラボレーション、ジェネレーティブ デザイン、エレメカ、およびその他のワークフロー用に Fusion 360 と Inventor 間でデータを共有する必要があるお客様を対象としています。
詳細については、「Fusion 360 ファイルを AnyCAD 参照モデルとしてインポートするには」および Fusion 360 で AnyCAD を使用する方法を参照してください。
Inventor 2020 のファイル変換では、多くのサード パーティのサポート対象バージョンが更新されています。
詳細については、「変換の機能強化」を参照してください。
Inventor コミュニティでは、Inventor Ideas および Feedback Community からフィードバックやリクエストを継続して提供します。
「新機能の紹介」で Inventor® Ideas の投稿というラベルが付いている改良点は、リクエストに対する直接的な結果として提供された新機能を示します。Inventor 2020 のお客様の要求に基づく改善には、上記に示したアイデアと以下の内容が含まれます。
ソース コンポーネントのシート メタル スタイルをシート メタル パーツのミラー コンポーネントに含めることができるようになりました。
詳細については、「アセンブリの一般的な機能強化」を参照してください。
ジョイントがスロット ジオメトリに追加できるようになりました。
詳細については、「アセンブリの一般的な機能強化」を参照してください。
フィーチャによって使用されているスケッチ ブロックが、パーツの[関係]ダイアログ ボックスにレポートされるようになりました。
詳細については、「パーツの一般的な機能強化」を参照してください。
Inventor 2020 では、Inventor Read-only Mode で起動してネイティブな Inventor ファイルを表示できるようになりました。Inventor Read-only Mode にライセンスは不要です。
詳細については、「Inventor Read Only Mode」を参照してください。
お客様のフィードバックは Inventor チームにとって非常に重要です。お客様のフィードバックと製品の改善に関するリクエストをお待ちしています。次のコミュニティに参加して、フィードバックを Inventor チームにお寄せください。
AutoCAD Mechanical 図面テンプレートは、Inventor インストールには含まれないようになりました。Inventor 2020 言語パックから AutoCAD Mechanical テンプレート ファイルをダウンロードしてください。