概要 - プロジェクト関連ファイル

AutoCAD Electrical ツールセット では、いくつかのオプションのプロジェクト関連ファイルをサポートします。これらのファイルにより、プロジェクトの整合性を維持したり、プロジェクト全体にわたってカスタム プロジェクト表題欄を更新したり、PLC I/O モジュール挿入ツールなどの各種ツールのカスタム設定を行うなどのさまざまな機能が使用できるようになります。

注: AutoCAD Electrical ツールセット で作成および管理されるテキスト ファイルでは、Unicode 形式が使用されるようになりました。AutoCAD Electrical 2015 以前のファイルを使用するには、テキスト エディタで各ファイルを開き、ANSI 形式で保存します。

カタログ参照

カタログ パーツ番号の割り当てを選択するためのデータベースにアクセスします。また、部品表レポートを生成するときにも参照されます。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

説明の既定

[コンポーネントを挿入/編集]および[パネル レイアウト - コンポーネントを挿入/編集]ダイアログ ボックスの[既定]をクリックすると、アクセスできるさまざまな標準のコンポーネント説明が表示されます。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

次の形式がサポートされています。

外部コンポーネント

テキスト ファイル形式のコンポーネントの注釈です。回路図またはパネル レイアウトの挿入/編集ダイアログ ボックスの[外部リスト]をクリックしてアクセスします。データの行を選択し、編集中の回路図コンポーネントまたはパネル機器シンボルに設定されているさまざまな属性に個別の値をマッピングします。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

ファミリ タグ コード マップ

ファミリ タグ コードを新しい値にマッピングし、ライブラリ シンボルのファミリ タグ コードをオーバーライドします。タグ付け形式の %F 置き換え可能パラメータでは、ファミリ タグ コードを使用します。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

次の形式でテキスト ファイルを記述します。

例:

LT, LITE: JIC パイロット ランプの既定のファミリ コード LT を LITE でオーバーライドします。

機器シンボル参照

カタログ パーツ番号の割り当てに基づいた、グラフィカルな機器シンボル割り当てのためのデータベース。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

回路図参照

パネル機器シンボルから挿入された回路図コンポーネントのデータベース。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

装置コード

既定の装置コードが表示されます([コンポーネントを挿入/編集]および[パネル レイアウト - コンポーネントを挿入/編集]ダイアログボックスの[装置]領域の[プロジェクト]をクリック[すべての装置 - プロジェクト]ダイアログ ボックスの[外部リストを含む]チェック ボックスをオンにしてアクセスします)。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

ロケーション コード

既定のロケーション コードが表示されます([コンポーネントを挿入/編集]および[パネル レイアウト - コンポーネントを挿入/編集]ダイアログボックスの[ロケーション]領域の[プロジェクト]をクリック[すべてのロケーション - プロジェクト]ダイアログ ボックスの[外部リストを含む]チェック ボックスをオンにしてアクセスします)。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

プロジェクト ラベル

さまざまなプロジェクト表題欄およびプロジェクト情報ダイアログ ボックスの汎用 LINEx ラベルをカスタマイズします。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

定格の既定

既定の装置コードが表示されます([コンポーネントを挿入/編集]および[パネル レイアウト - コンポーネントを挿入/編集]ダイアログボックスの[すべての定格を表示]任意の定格の横にある[既定]の順にクリックしてアクセスします)。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

次の形式がサポートされています。

リアルタイム エラー チェック

監査での重複チェックで端子を除外するために使用するテキスト ファイルです。既定の .wdn ファイルには、端子番号ファイラー GND、PE、E が含まれています。これらは重複のチェック時には無視され、Electrical 監査レポートにはリストされません。このファイルをワードパッドなどの ASCII テキスト エディタで編集します。ワイルドカードがサポートされています。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

RSLogix 読み込み

RSLogix ファイルを読み込むために、AutoCAD Electrical ツールセット シンボル ブロック名に対する RSLogix コードのマッピングを任意に定義します。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

スプレッドシートから PLC ツール

AutoCAD Electrical ツールセット の[スプレッドシートから PLC I/O ユーティリティ]の設定を定義します。

拡張子が .wdi のファイルを参照するよう求められます。既定の設定ファイルは DEMOPLC.WDI です。

プロジェクト表題欄

AutoCAD Electrical ツールセット の[プロジェクト表題欄を更新]ツールのための属性名マッピング サポート ファイルです。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

ユーザ定義属性

フィールドを追加するレポートで使用される属性タグ名のテキスト ファイルです。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

配線色とゲージ ラベル

配線画層別に色とゲージに関する配線の説明をマッピングします。

次の命名規則と検索シーケンスが使用されます。

発側/着側の記述

発側矢印または着側矢印に割り当てる既定の記述行が表示されます(発側の「着側」矢印または着側の「発側」矢印のダイアログ ボックスで[既定]をクリックします)。

WDSRCDST.WDD ファイルは、検索シーケンス "A" を使用して検索されます。

補助プロジェクト ファイル

AutoCAD Electrical ツールセット では、拡張子が .aepx の補助プロジェクト ファイルが作成および管理されます。このファイルは直接編集しないでください。.aepx ファイルを削除すると、自動的に再作成されます。

サブフォルダ検索シーケンス "A"

  1. 絶対パス(絶対パス名が指定されている場合)
  2. ユーザ サブフォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥AutoCAD Electrical {バージョン}¥{リリース}¥{国コード}¥Support¥User¥
  3. アクティブなプロジェクトの .wdp ファイル サブフォルダ
  4. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥AutoCAD Electrical {バージョン}¥{リリース}¥{国コード}¥Support¥
  5. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥AutoCAD {バージョン}¥Acade¥Support¥{言語コード}¥
  6. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥AutoCAD {バージョン}¥Acade¥
  7. AutoCAD の [オプション] [ファイル] [サポート ファイルの検索パス]に定義されているすべてのパス

サブフォルダ検索シーケンス "B"

  1. 絶対パス(絶対パス名が指定されている場合)
  2. ユーザ サブフォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥AutoCAD Electrical {バージョン}¥{リリース}¥{国コード}¥Support¥User¥
  3. カタログ参照サブフォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥Documents¥Acade {バージョン}¥AeData¥{言語コード}¥Catalogs¥
  4. パネル機器シンボル ライブラリの基本サブフォルダ: C:¥Users¥Public¥Documents¥Autodesk¥Acade {バージョン}¥Libs¥panel[_mm]¥
  5. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥AutoCAD Electrical {バージョン}¥{リリース}¥{国コード}¥Support¥
  6. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥AutoCAD {バージョン}¥Acade¥Support¥{言語コード}¥
  7. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥AutoCAD {バージョン}¥Acade¥
  8. AutoCAD の[オプション] [ファイル] [サポート ファイルの検索パス]に定義されているすべてのパス

サブフォルダ検索シーケンス "C"

  1. 絶対パス(絶対パス名が指定されている場合)
  2. ユーザ サブフォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥AutoCAD Electrical {バージョン}¥{リリース}¥{国コード}¥Support¥User¥
  3. カタログ参照サブフォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥Documents¥Acade {バージョン}¥AeData¥{言語コード}¥Catalogs¥
  4. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Users¥{ユーザ名}¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥AutoCAD Electrical {バージョン}¥{リリース}¥{国コード}¥Support¥
  5. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥AutoCAD {バージョン}¥Acade¥Support¥{言語コード}¥
  6. AutoCAD Electrical ツールセット サポート フォルダ: C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥AutoCAD {バージョン}¥Acade¥
  7. AutoCAD の[オプション][ファイル][サポート ファイルの検索パス]に定義されているすべてのパス
注:
  • 環境設定ファイル(wd.env)の設定 WD_ACADPATHFIRST がコメント化されておらず、1 に設定されている場合は、[オプション]パスが一番最後ではなく、上の手順 1 と 2 の間で検索されます。
  • 環境設定ファイル(wd.env)の設定 WD_SUP_ALT がコメント化されておらず、有効なサブフォルダ パスに設定されている場合は、そのパスが User の直後の検索シーケンスに挿入されます。