形式(.set)ファイルでは、レポートの形式を事前に設定します。部品表やコンポーネント レポートなどのレポート タイプごとに固有の形式ファイルがあります。形式ファイルでは次の項目を定義します。
形式ファイルは 2 つの方法で作成できます。
レポートを実行すると、使用する形式ファイルを指定できます。
形式ファイルを指定しなかった場合は、レポートの既定の形式ファイルが使用されます。既定の形式ファイルが存在しない場合、レポートではプログラムで定義されている形式が使用されます。レポートの既定の形式ファイルは、次の表に基づいて決定します。
回路図レポート | 既定の形式ファイル |
---|---|
部品表: 通常の集計形式 |
BOM |
部品表: 通常の集計形式(装置/ロケーションでグループ化) |
BOM_LOC |
部品表: 集計した購買リストの形式で表示 |
PUR_BOM |
部品表: [タグごと]の形式で表示 |
TAG_BOM |
未定義の部品表 |
NOCAT |
コンポーネント |
COMP |
配線の From/To |
WIREFRM2 |
コンポーネント配線リスト |
WIRECON |
コネクタ プラグ |
PJCON |
PLC I/O アドレスと説明 |
PLC |
PLC I/O コンポーネントの接続 |
PLCCON |
これまでに使用した PLC モジュール |
PLCUSED |
端子番号 |
TERM |
端子図面 |
TERMPLAN |
コネクタ概要 |
QPINRPT |
コネクタ詳細 |
PINRPT |
ケーブル概要 |
CBL |
ケーブルの From/To |
CABLECON |
配線ラベル |
WIRELABEL |
パネル レポート | 既定の形式ファイル |
---|---|
部品表: 通常の集計形式 |
BOMPNL |
部品表: 通常の集計形式(装置/ロケーションでグループ化) |
PBOM_LOC |
部品表: 集計した購買リストの形式で表示 |
PUR_PBOM |
部品表: [タグごと]の形式で表示 |
TAG_PBOM |
コンポーネント |
PNLCOMP |
銘板 |
PNL_NP |
配線接続 |
PNLWCON |
コンポーネント例外 |
PNLXCPT |
端子例外 |
PNLTXCPT |
配線の注釈例外 |
PNLWANNO |
レポートを実行し、表としての挿入を選択すると、レポートの既存の表が検索されます。既存の表が見つかった場合は、新しい表が挿入されるのではなく、表が更新されます。既存の表が次の条件をすべて満たす場合、現在のレポートと一致しているとみなされます。
既存の表が一致しているかどうかの判定には形式ファイルが使用されるため、指定したレポート タイプに対して複数の形式ファイルの作成が必要になる場合があります。このため、異なる形式ファイルを使用するたびに、同じレポートの表を複数回挿入することができます。
カスタム ポスト プロセス LISP 関数を作成した場合は、これらのユーザ ポスト オプションを .set 形式ファイルに保存できます。形式ファイルにユーザ ポスト オプションを含めた場合、[レポート ジェネレータ]ダイアログ ボックスにレポートが表示される前に、オプションが実行されます。[ユーザ ポスト]オプションは、形式ファイルが[自動レポート]を指定して使用されている場合にも実行されます。
[自動レポート]ツールを使用すると、複数のレポートを同時に実行することができます。各レポートごとに[レポート ジェネレータ]ダイアログ ボックスは表示されません。起動後はユーザの入力は必要ありません。[自動レポート]を使用するには、形式ファイルが必要です。レポートは画面に表示されないため、形式ファイルでは、ファイル出力、表出力、またはその両方を定義する必要があります。形式ファイルでファイル出力と表出力を定義するには、[形式ファイル設定]を使用します。 検索
形式ファイルに表出力が含まれている場合は、挿入点を定義します。定義しない場合、[自動レポート]によって 0,0 座標値に表が挿入されます。
レポート表のブレークは、[特殊ブレーク]オプションを使用するか、表セクションごとの行数を定義することで定義できます。表にブレークが含まれ、図面ごとに複数の表セクションが含まれている場合、形式ファイルで表セクション間の距離を定義します。
X 方向の距離と Y 方向の距離の値に基づいて、表セクションの最後から次のセクションの開始位置までの距離が定義されます。これは、1 つのレポートの複数の表セクションが同じ図面上にある場合に使用されます。値が空白の場合は、ゼロとして解釈されます。