ジェネレーティブデザインの既知の問題

Revitのジェネレーティブデザイン ジェネレーティブデザイン ツール(Dynamo)の既知の問題およびその回避策(ある場合)について説明します。

このトピックの内容

Revitのジェネレーティブデザインの既知の問題

[フォルダを管理]がフォルダの動的な変更に対応していない

症状: [フォルダを管理]を使用してフォルダを追加し、[フォルダを管理]ダイアログ ボックスを閉じてから、ディスク上にあるそのフォルダを削除します。[スタディを作成]ダイアログ ボックスの[フォルダを選択]でそのフォルダを選択すると、 ジェネレーティブデザインではフォルダが見つからないという警告が正しく表示されます。しかし、ディスク上のフォルダ削除を元に戻して[管理]フォルダを再度開いても、フォルダに関する警告がまだ表示されます。

問題: この問題は、[フォルダを管理]のフォルダの状態が最新ではなくなったために発生します。この問題は、 ジェネレーティブデザインのセッション中にファイルまたはフォルダに変更を加えると発生する場合があります。

回避策: [フォルダを管理]ダイアログ ボックスで、最新ではないフォルダ エントリを削除し、再度追加します。

デザインの成果を書き出す際に、ジオメトリのカメラ ビューが保存されない

症状: デザインの成果でジオメトリのカメラ ビューを編集すると、オブジェクトの新しいビューはディスクに保存されず、そのスタディのデータを書き出すときに作成されたイメージ ファイルにも変更が反映されません。

回避策: デザインの新しい静的イメージを生成する場合は、基礎となる Dynamo グラフでカメラの角度を設定し、スタディを再実行します。

以前に作成したスタディで、無限スクロールやイメージの書き出しがサポートされない

症状: 22.3.10 Update より前に生成されたスタディで、無限スクロールやイメージの書き出しがサポートされません。

回避策: 更新前に作成したスタディのイメージを書き出すには、スタディを再実行します。

ジェネレーティブデザイン ツール(Dynamo)の既知の問題

高解像度の JPEG イメージを使用するとサイレント エラーが発生する

症状: Dynamo を使用してスタディ タイプを作成する際に、高解像度の JPEG ファイルを指定します。この操作によってエラーが発生します。

回避策: スタディ タイプのイメージとして、PNG ファイル、または低解像度か中解像度の JPEG ファイルを使用します。

カスタム ノードのペインを使用すると、Data.Remember ノードの提案が表示されない

症状: Dynamo を使用して ジェネレーティブデザイン グラフを編集する際、Dynamo では、データを保持するために Data.Remember ノードの追加が必要な場所を示す[+]アイコンが表示されます。カスタム ノードの 1 つをダブルクリックで展開して、そのカスタム ノードのペインに切り替えた後に中央のペインに戻ると、提案が表示されなくなります。

回避策: グラフを閉じて再度開きます。カスタム ノードを展開する場合は、カスタム ノードのペインに切り替えないでください。

更新を行っていなくても、[スタディ タイプを更新]ワークフローがアクティブになっている

症状: Dynamo グラフを使用してスタディ タイプを正常に作成しても、ボタンのラベルが[スタディ タイプを更新]に変わります。このボタンは、グラフまたはそのメタデータに更新が行われたかどうかに関係なく有効になります。

回避策: なし

Dynamo を閉じるときに、 ジェネレーティブデザイン グラフの保存プロンプトが表示されない

症状: ジェネレーティブデザイン グラフを編集していて、変更を保存せずに Dynamo を閉じると、終了する前に変更を保存するよう求めるプロンプトが表示されません。

回避策: なし

問題がなくても、「警告: 問題が見つかりました」というメッセージが表示されることがある

症状: Dynamo で、[手動]実行モードを使用して ジェネレーティブデザイン グラフを編集します。変更を保存すると、「警告: 問題が見つかりました」というメッセージが表示されます。ツール ペインの[問題]タブを選択しても、問題は表示されません。

問題: メッセージは設計どおりに表示され、グラフを実行する必要があることを示しています。しかし、このメッセージは一部のユーザには分かりにくい可能性があります。