Dynamo グラフの作成について( ジェネレーティブデザイン向け)

Dynamo を使用して、Revitのジェネレーティブデザイン向けのスタディ タイプとして使用するグラフを作成できます。

Dynamo の作成者は、Revit 設計者と協力して、特定の設計課題、目標、拘束、その他の仕様に関する詳細を理解することが必要になる場合があります。ワークフローについての大まかな説明については、「ワークフロー: ジェネレーティブ デザイン」を参照してください。

Revit 設計者と Dynamo 作成者が同じ場合は、単独で作業することになります。しかしその場合でも、チーム メンバーと作業内容について話し合い、目標とそれに伴う入出力を適切に設定できているかを確認することになります。

Revitのジェネレーティブデザイン向けのグラフの作成方法を学習するには、サンプルのスタディ タイプを使用し、ジェネレーティブ デザイン解説書(英語)」を参照してください。

Dynamo グラフ( ジェネレーティブデザイン向け)を作成する際は、次のルールに従ってください。

また、Revitのジェネレーティブデザイン のカスタム パッケージにインストールされている次の 2 つのノードを使用できます。

Data.Remember ノード

ジェネレーティブデザインが効率よく実行を繰り返して別個の成果を生成するようにするため、Revit ノードは無効になっています。現在のデータを使用したり、Revit モデルに関連する新しいデータを生成するには、Data.Remember ノードを使用します。

Data.Remember ノードは任意のノードの出力をキャプチャし、グラフが保存されると結果を DYN ファイルにキャッシュします。非ジオメトリック データ(文字列と数値)、およびジオメトリ(ソリッド、点、メッシュ、サーフェスなど)をシリアル化された形式で保持できます。

Revit で選択したノードに依存するノードを追加する場合は、データを保持する Data.Remember ノードも追加します。オーサリング プロセス中にジェネレーティブ デザイン ツールのパネルが開いている場合、Dynamo では Data.Remember ノードが必要な場所が示されます。[+]アイコンをクリックして追加します。ツールのパネルが閉じている場合、Dynamo では、スタディ タイプを作成または更新するときにこのチェックを実行します。

Generative Design Primer: Revit のデータを使用する(英語)」と、後続のトピックで Data.Remember ノードの入力、Revit キャプチャ データのテスト方法、および現在の制限事項に関する情報を参照してください。

Data.Gate ノード

Data.Gate ノードは、ノードの後のデータのフローをコントロールします。[成果を検討]ダイアログの[Revit 要素を作成]ボタンがアクティブになります。 ジェネレーティブデザインで[Revit 要素を作成]をクリックし、Data.Gate ノードの後のグラフの分岐を実行して選択した成果を統合します。

Data.Gate ノードを使用して、グラフの分岐をいつ実行するかをコントロールします。この分岐は、ワークスペース レイアウトで部屋に机を追加するといったような要素を作成します。

Revitのジェネレーティブデザインのグラフを使用する

Dynamo for Revit でグラフを作成してテストした後、スタディ タイプを作成します

次に、Revit を開き、[管理]タブ [ジェネレーティブ デザイン]パネル [スタディを作成]をクリックして、フォルダを選択します。[スタディを作成]ダイアログ ボックスにスタディ タイプとしてグラフが表示されます。スタディ タイプを選択し、スタディを定義して成果を検討するに進みます。