練習 P5: ワールド配置設定ファイルを使用する

この練習では、ワールド配置設定ファイルを使用して、土地利用図のイメージを挿入します。

ワールド ファイルやリソース ファイルなどの配置設定ファイルの使用は、イメージ挿入時の挿入点、回転角度、尺度を指定する方法の 1 つです。

さらにこの練習では、作図単位に関連するイメージ単位の設定を扱います。

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design toolsetのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design Toolsetのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。

練習

  1. ..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial5 フォルダの図面ファイル Map_05.dwg を開きます。

    挿入するイメージを選択する

  2. [イメージを挿入]ダイアログ ボックスを表示するには、リボンの[ラスター ツール]タブ [挿入と書き出し]パネル [挿入] をクリックします。
  3. [イメージを挿入]ダイアログ ボックスの[ファイルの種類]リストで、[TIFF]を選択します。
  4. 必要に応じて、..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial5 フォルダに移動します。
  5. イメージ ファイル Soilsmap_world_01.tif を選択します。
  6. [表示]メニューで、[プレビュー]と[情報]にチェック マークが付いていることを確認します。これにより、[プレビュー]ウィンドウとイメージに関する情報リストが表示されます。
  7. 表示されている各パラメータの値を確認します。

    ワールド配置設定ファイルを使用してイメージを挿入する

  8. [挿入オプション]領域で[挿入ダイアログ]オプションを選択します。また、[フレームのみ表示]チェック ボックスと[イメージをズーム]チェック ボックスがオフになっていることを確認します。
  9. [開く]をクリックします。[イメージ配置設定]ダイアログ ボックスが表示されます。[ソース]タブをクリックします。

    AutoCAD Raster Design toolsetは、このイメージに関連付けられたワールド配置設定ファイル(soilsmap_world_01.tfw)を検出します。ダイアログ ボックスには、ワールド配置設定ファイルで指定されている挿入点、回転角度、尺度の値が表示されます。

  10. [挿入]タブをクリックします。

    作図単位はメータとして指定されることに注意してください。イメージには、適切な配置設定と同じ設定を使用する必要があります。

  11. [修正]タブをクリックします。[単位]領域のここで、イメージ単位が変更できることに注意してください。
  12. イメージ単位が作図単位に対応するメータで設定されていることを確認してください。
    ヒント: この手順では、この挿入にのみ使用するイメージ単位を設定しています。イメージを使った実際の作業で、すべての挿入の既定設定を変更する場合は、リボンの[ラスター ツール]タブ [挿入と書き出し]パネル ダイアログ ボックス ランチャー()をクリックします。[Raster Design オプション]ダイアログ ボックスで、[イメージの既定値]タブをクリックします。このタブで、水平単位([解像度]領域)と垂直単位の両方を設定することができます。
  13. [適用]をクリックし、図面に表示されるイメージを確認し、次に[OK]をクリックして挿入プロセスを終了します。
  14. ベクトル線がイメージの前面に表示されていない場合、REGEN[再作図]コマンドを入力して表示順序を変更します。
  15. 変更を保存せずに図面を閉じます。