エンジニアリング計算に基づいてコンポーネントを生成します。
『エンジニア ハンドブック』は、デザイン アクセラレータに含まれるジェネレータおよびカリキュレータに関するすべての知識および計算式について概説したものです。
デザイン アクセラレータは、ファンクショナル デザインの重要コンポーネントに相当します。エンジニアリング計算および意思決定支援を使用して、標準コンポーネントを識別したり、標準ベースのジオメトリを作成することができます。
デザイン アクセラレータのツールは、次の 3 つのグループに分類されます。
コンポーネント ジェネレータを使用して、コンポーネントを設計し、計算を実行します。一部のジェネレータでは、コンテンツ センター コンポーネントを使用します。たとえば、ボルト締結ジェネレータやクレビス ピン ジェネレータなどです。コンテンツ センター コンポーネント ジェネレータを使用してコンポーネントを挿入するには、コンテンツ センターに接続します。計算は、コンテンツ センターに接続しなくても実行できます。
次のデザイン アクセラレータ ジェネレータを使用します。
エンジニアリング カリキュレータでは、機械系の設計と検証に標準的なの数式と物理理論が使用されます。
次のデザイン アクセラレータ カリキュレータを使用することができます。
[デザイン アクセラレータ]ツールバーからデザイン アクセラレータの機能にアクセスします。
Inventor¥Design Data¥DesignAccelerator にデザイン アクセラレータ ライブラリがインストールされています。ライブラリには、個々のジェネレータおよびカリキュレータに関する特定のデータを保持しているファイルが含まれています。たとえば、係数、チェーン、または穴のパラメータなどのデータです。このフォルダをサーバやその他の場所に移動して共有することができます。
一部のジェネレータはパーツをコンテンツ センターから挿入します。こうしたジェネレータを使用するには、コンテンツ センターに接続し、適切なライブラリをロードしておく必要があります。
次のジェネレータはコンポーネントをコンテンツ センターから挿入します。
会社の標準パーツおよび Autodesk Inventor に付属しているパーツをカスタマイズするため、オーサリングおよびパブリッシュ プロセスがパーツ環境のユーザ コンポーネントに対して有効になっています。
デザイン アクセラレータの[コンポーネント オーサリング]ダイアログ ボックスで、iMate およびパーツ パラメータを定義します。挿入したすべての値はコンテンツ センターの[パブリッシュ]コマンドに転送されるため、ユーザはユーザ コンポーネントを頻繁に作成およびパブリッシュすることができます。
デザイン アクセラレータ ジェネレータでは、[更新]コマンドを使用できます。詳細については、「デザイン アクセラレータ ブラウザ」を参照してください。
[ファイルを命名]ダイアログ ボックスでは、デザイン アクセラレータ コンポーネントの表示名とファイル名を変更します。
リボンで[デザイン]タブを選択します。任意のジェネレータまたはカリキュレータを開いて、[ファイルを命名] を選択してファイルの名前を変更します。
[計算]および[設計]タブの右側に[結果]領域を表示するには、右側の二重線をダブルクリックするか山形のマークを選択します。計算結果の値の単位は変更可能です。たとえば、ミリメートルをインチに変更できます。
計算に失敗した入力は赤で表示されます(赤で表示された値はその他の挿入された値や計算基準とは一致しません)。
結果が最新でない場合、結果の一覧は使用不可になります。たとえば、計算値のいずれかを変更すると、一覧はグレー表示されます。[計算]をクリックすると、結果の一覧が黒で表示され、挿入した値の最新の状態が一覧に反映されていることが示されます。
計算レポートが表示されます。[メッセージの概要]領域を開くには、[計算]および[設計]タブの下部にある山形のマーク を選択します。
計算結果が別の色で表示されます。情報の説明は青で表示され、計算に失敗した入力は赤で表示されます。
コンポーネントの設計や計算を終了します。ただし、入力はその他の挿入された値や計算に対応していません。説明の背景が赤の場合、その計算または設計状態が重要であることを示しています。エラーが修正されない限り、設計または計算を続行することはできません。
グリップを使用して値を編集できます。ジェネレータでは、設計に応じてさまざまな種類のグリップを使用できます。たとえば、圧縮ばねを設計しているときは、2 つのグリップ(直径を変更するグリップと軸に沿ってばねを移動するグリップ)を使用できます。