論理トポロジ: トレース テンプレート

トポロジ フィーチャ クラスのトレース テンプレートを定義できます。次の機能を利用できます。:

トポロジ解析の場合、停止条件とコスト関数を使用できます。Autodesk には、複数の定義済みトレース モデルが用意されています。

定義済みのワーク フロー内で、またはネットワーク トレーサーを使用して手動で論理トポロジ解析(トレース)を実行できます。ネットワーク トレーサは、AutoCAD Map 3D ツールセットInfrastructure Application Extension の両方で使用できます。

トレース タイプ

次のトレース タイプを使用して、トレース テンプレートを定義します。

最短ルート: このタイプを使用してエッジ ネットワークの 2 つのノード間の最短ルートを検索します。このコンテキストで、最小化される属性(コスト属性)を使用できるため、「最短」とは「最小の労力で」を意味します。長さ属性を最小化すると、結果は最短ルートになります。コスト属性を一定に設定すると、結果は最も少ない接続を持つパスになります。

最小スパン ツリー: このタイプを使用して、ネットワークまたはネットワークの部分のすべてのノードを接続する最小コスト ツリーを検索します。このトレース タイプは円弧ノード モデルのみに使用できます。最小コスト ツリーは、すべてのノードを互いに接続するために必要な接続の数を最小化します。コスト属性を割り当てた場合、トレースでは、最小コストのラインの検索でこれらの値が考慮されます。たとえば、電力ネットワークの設計時にこのタイプを使用します。

到達可能性: このタイプを使用して、開始ノードから直接的に(直接接続エッジ)または間接的に(複数のエッジを使用)到達できるすべてのエッジおよびノードを検索します。

サイクル検出: このタイプを使用して、トポロジ内のループを検出します。たとえば、電力インダストリ モデルでこのトレース タイプを使用します。

トレース タイプごとに、停止条件またはコスト関数を定義できます。

コスト関数を定義していない場合、およびフィーチャが LENGTH 属性(2D インダストリ モデル)またはLENGTH3D 属性(3D インダストリ モデル)を持っている場合、コストに長さが使用されます。そうでない場合、フィーチャはコストを持ちません(ゼロ)。

トレース:テンプレート

トレース テンプレートは、システム テーブル TB_NET_TRACE_TPL に格納されます。

データ モデル管理で、トレース テンプレートとトレース条件を定義できます。AutoCAD Map 3D ツールセット で、これらをテンプレートとして使用し、水道や下水道などのユーティリティ アプリケーションでネットワーク トレースを実行できます。