IFC ファイルを読み込むとき、図面ファイルが作成され、これらは IFC プロジェクト構造の各部分に対応しています。これらの図面ファイルは、IFC ファイル全体を表すメイン ホスト ファイルへまとめて外部参照されます。また、読み込みプロセスでは、オブジェクトおよび地理的位置の情報を含むログ ファイルも作成されます。このファイルは、読み込まれた IFC ファイルと同じ場所に保存されます。IFC ファイルは、AutoCAD Architecture 2024 ツールセット プロジェクトに読み込んだり、スタンドアロン図面として読み込むことができます。
オブジェクトの表示コンポーネント(スペースのサーフェスなど)によっては、IFC ファイルを読み込んだ後に表示するためにオンにする必要があります。
IFC ファイルを読み込むときは、IFC ファイルから作成される図面の名前を指定します。この図面には外部参照しか含まれていません。たとえば、IFC ファイルを読み込んで Small Office Building と名前を付けると、Small Office Building.dwg という名前の DWG ファイルが作成され、その中には IFC ファイルの中に含まれているプロジェクト構造の各部分に対応している外部参照がすべて含まれます。読み込みプロセスでは、次に示す処理が実行されます。
IFC ファイルを次のように読み込む場合... | 次のように操作します... |
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AutoCAD Architecture 2024 ツールセット プロジェクト | IfcBuilding 名がプロジェクト名とともに使用されます。(注意) 注: AutoCAD Architecture 2024 ツールセット では、[IFC に書き出し]ダイアログ ボックスで指定したプロジェクト名が IfcBuilding 名として使用されます。これにより、AutoCAD Architecture 2024 ツールセット で作成された IFC ファイルを読み込んだことが分かります。
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スタンドアロン図面 | 図面は、付加したオリジナルのプロジェクト名を使用して作成されます。Small Office Building の例では、図面名は Small Office Building-Commercial Project.dwg になります。これは、IFC ファイルでの IfcBuilding 名が Commercial Project であったためです。 |