このチュートリアルでは、ジオメトリが比較的複雑で、標高が異なる建物の計画線の周囲にグレーディングを作成する方法について学習します。
このチュートリアルで使用する図面には、サーフェスおよび 2 つの段からなるビルディング パッドが含まれています。2 つの段は小さな傾斜路で結ばれています。上部のビルディング パッドの標高は 402 フィート、下部のビルディング パッドの標高は 400 フィートです。
投影グレーディングは、勾配グレーディングとも呼ばれ、計画線から指定のターゲットに勾配を投影します。投影グレーディングのターゲットには、サーフェスとの交点、または指定した距離、標高、あるいは標高差があります。2 つの段を結ぶ傾斜路は、円弧と内側のコーナーで構成されています。このため、グレーディング平面が複雑になっています。「グレーディングを作成する」の実習で説明した方法で、投影グレーディングを単純に適用すると、グレーディング自体が重なってしまいます。
このチュートリアルでは、同程度に複雑なシナリオを題材にして、適切なグレーディング ソリューションを作成する方法について学習します。このチュートリアルが完了したら、「チュートリアル: 計画線を使用してグレーディングを修正する」に進んで、Autodesk Civil 3D の計画線編集ツールを使用したグレーディング ソリューションの修正方法について学習してください。
