概要 - CAD 標準仕様プラグイン(ActiveX/CSP)

AutoCAD の CAD 標準仕様機能は、ユーザが図面ファイル内のオブジェクトを指定した標準仕様図面(DWS)ファイルのセットと照らし合わせて確認できるようにすることで、図面ファイル間の整合性を維持する手助けをします。

開発者は、オートデスクの標準仕様マネージャ ライブラリを使用してプラグインを書くことによって、CAD 標準仕様機能の能力を拡張できます。プラグインは、特定のタイプの非グラフィカル オブジェクトおよびグラフィカル オブジェクトのプロパティをチェックして、DWS ファイルの同じタイプのオブジェクトと比較するアプリケーションです。

CAD 標準仕様機能は、一連の COM インタフェースを介して通信する Windows DLL のコレクションを使用します。このアーキテクチャの要は、エラーを検出し、使用可能な修正に関する情報を提供し、修正を適用するために、COM DLL プラグインを使用する点です。プラグインは、標準仕様との適合をチェックし、AutoCAD プログラムの CAD 標準仕様機能とスタンドアロンのバッチ標準チェッカーによって使用されるデータを提供します。

注: 標準仕様プラグインの開発には、DLL が作成できるプログラミング環境を使用する必要があります。(VBA または AutoLISP では DLL は作成できません。)

AutoCAD プログラムに含まれているプラグインは、次の非グラフィカル オブジェクトのチェックに使用されます。