工具軸 ダイアログ 定義 タブでは、多軸ツールパス加工中の工具の方向付け方法を制御します。既定設定は、標準の 3 軸加工に使用される 垂直 です。
このタブには、以下のオプションが表示されます。
工具軸 - 工具方向を定義します。既定は 垂直 で、標準の 3 軸加工に使用されます。ただし、固定軸角度、または、連続可変方向の使用も可能です。
- 垂直 - 工具は、アクティブ作業平面の Z 軸にアラインされたままになります。これは既定設定で、標準の 3 軸加工に使用されます。
- リード / リーン - 工具は、アクティブ作業平面の Z 軸に相対した固定角度に配置されます。工具は、Z 軸を下向きにモデル上に進入します。
- リード - 進行方向である送り速度方向で、Z 軸に相対して工具角度を入力します。
- リーン - 進行方向である送り速度方向に垂直に、Z 軸に相対して工具角度を入力します。
- ポイントへ - 工具先端は、固定ポイント方向を向きます。工具角度は、常に変化します。 工具先端がほぼ静止状態でも、マシンヘッドは大きな動きをします。このオプションにより、工具先端がポイント方向を向きます。
ユーザー定義の点。工具軸は、常にこの点を通過します。
- ポイントから - 工具先端は、固定ポイントの反対方向を向きます。工具角度は、常に変化します。 マシンヘッドがほぼ静止状態でも、工具先端は大きな動きをします。このオプションにより、工具先端がポイントの反対方向を向きます。
ユーザー定義の点。工具軸は、常にこの点を通過します。
- ラインへ - 工具先端は、固定ライン方向を向きます。工具角度は、常に変化します。 工具先端がほぼ静止状態でも、マシンヘッドは大きな動きをします。このオプションにより、工具先端がライン方向を向きます。
- ラインから - 工具先端は、固定ラインの反対方向を向きます。工具角度は、常に変化します。 マシンヘッドがほぼ静止状態でも、工具先端は大きな動きをします。このオプションにより、工具先端がラインの反対方向を向きます。
- カーブへ - 工具先端は、固定カーブ方向を向きます。カーブは、パターン 項目で選択可能な、単一セグメントを持つパターンでなければなりません。 工具角度は、常に変化します。
工具先端がほぼ静止状態でも、マシン ヘッドは大きな動きをします。このオプションにより、工具先端がカーブ方向を向きます。
- カーブから - 工具先端は、固定カーブの反対方向を向きます。カーブは、パターン 項目で選択可能な、単一セグメントを持つパターンでなければなりません。 工具角度は、常に変化します。
マシンヘッドがあまり動かないのに比べ、工具先端は大きく移動します。 このオプションにより、工具先端がカーブの反対方向を向きます。
- 固定方向 - 工具軸は、IJK ベクトルで定義されたベクトル沿いになります。 工具軸は、指定 IJK ベクトルで定義されたアクティブ作業平面に相対する固定方向で、設定されます。適切な IJK ベクトルの定義が困難な場合があります。ただし、このオプションにより、アンダーカット領域を効率的に加工することができます。 PowerMill は、まず指定方向を検索します。その後、反対方向を検索します。
- ブリスク - ブリスク、および、インペラーの加工に使用する工具軸方向設定を加工ストラテジーに適用します。 工具軸エレベーション セクションでは、初期ターゲット工具軸を指定します。
- 径方向ベクトル - Z 軸に垂直な径方向工具軸です。
- ハブ法線 - 工具軸はハブに垂直になります。これにより、エレベーション角度が継続的に変化します。
- シュラウド法線 - 工具軸はシュラウドに垂直になります。これにより、エレベーション角度が継続的に変化します。
- オフセット法線 - 工具軸は現行工具軸オフセットに垂直になります。これにより、エレベーション角度が継続的に変化します。
- 平均ハブ法線 - ハブ法線 の選択時には、工具軸が平均角度になります。これにより、エレベーション角度が継続的に変化します。 可能な場合、PowerMill はこの角度を保持します。ただし、不可能な場合、PowerMill は必要に応じて変更します。
- 平均シュラウド法線 - シュラウド法線 の選択時には、工具軸が平均角度になります。これにより、エレベーション角度が継続的に変化します。 可能な場合、PowerMill はこの角度を保持します。ただし、不可能な場合、PowerMill は必要に応じて変更します。
- 平均オフセット法線 - オフセット法線 の選択時には、工具軸が平均角度になります。これにより、エレベーション角度が継続的に変化します。 可能な場合、PowerMill はこの角度を保持します。ただし、不可能な場合、PowerMill は必要に応じて変更します。
- 角度 - エレベーション角度を入力します。このオプションは、軸方向 から 径方向ベクトル を選択した場合のみ有効になります。
ブリスク定義セクションでは、参照サーフェスを含むレベル / セットを指定します。
- シュラウド - シュラウドサーフェスを含むレベル / セットを選択します。
- ハブ - ハブサーフェスを含むレベル / セットを選択します。
- 自動 - PowerMill は、工具軸の定義にジオメトリを使用します。これは、自動 がルールド面をたどるスウォーフ、および、ワイヤーフレームスウォーフ加工に有用です。
パターン - 工具軸 から カーブへ、または、カーブから を選択する場合、カーブの指定に使用する単一セグメントのパターンを選択します。
パターン作成 - 新規の空のパターンを作成します。
パターン選択 - リストからパターンを選択します。 パターンが非表示、または、
の選択時には、パターンは未選択です。リストには使用可能な全パターンが表示されます。
カーブ編集 - カーブ編集 タブを表示します。このタブを使用し、パターンの作成、および、編集を行います。モデルからカーブを抽出し、その後、カーブの修正によりパターンを作成します。
パターン選択 - グラフィックウィンドウからパターンを選択します。
パターンに追加するジオメトリ選択 - パターンに選択カーブをコピーします。
リード / リーン角度 - 垂直線からの工具の角度を定義します。
モード - PowerMill がリード/リーン角度の測定を開始する工具軸の参照方向を選択します。
ポイント - 工具軸 から ポイントへ、ポイントから、ラインへ、ラインから のいずれかを選択する場合、固定ポイントのロケーションを入力します。
- ポジション ダイアログを表示します。このダイアログに座標を入力し、グラフィックウィンドウからアイテムを検出することができます。
方向 - 工具軸 から ラインへ、または、ラインから を選択した場合、固定ポイントからのラインの方向を入力します。
- 方向 ダイアログを表示します。このダイアログを使用し、アイテム方向を編集します。
固定角度 - 初期定義を使用した方向の計算が終了すると、この機能により、工具軸アジマス、または、エレベーション角度が指定値に固定されます。これにより、可能な限りマシンの任意の回転軸が固定されるため、サーフェス仕上げ加工の質が向上します。また、加減速を削減し、送り速度全体を増加させます。ロックされた軸は、干渉回避、および、工具をパーツに留めるためだけに、オーバーライドされます。
注: 固定角度 は、固定方向、または、自動 以外の全 工具軸 で有効になります。
工具軸リミット - 工具軸リミット ページが有効になります。このページを使用して、多軸ツールパスの加工中のマシンの角度リミットおよび工具の角度リミットをコントロールします。
自動干渉回避 —
干渉回避 ページを有効にします。このページを使用し、工具軸を自動的に傾斜する 5 軸オプションにユーザー定義の方法でアクセスし、工具アセンブリのシャンク/ホルダーとモデル間の干渉を回避することができます。これは、工具先端を使用した加工時のみ作用します。
- 干渉移動保持 — 自動的には回避できないツールパスの干渉セクションを保持します。アクティブ ツールパスの干渉セクションのリストを表示するには、ホーム タブ > 検証 パネル > 干渉セクション をクリックします。
工具軸スムージング - スムージング ページを有効にします。この機能を使用し、工具軸の速度、および、方向を緩やに変更します。
工具軸表示 - 工具軸の定義に使用されるポイント、または、ラインを赤色で表示します。このオプションは、[工具] タブ > [表示] パネル > [表示] > [工具軸定義] から利用することもできます。