EPANET 変換に関する注意事項

InfoWorks WS Pro が既存の EPANET ネットワーク コンポーネントを InfoWorks ネットワークおよび InfoWorks ネットワーク オブジェクトに変換する方法について説明します。

データの中には、まったくインポートされなかったり、部分的にしかインポートされないものもあります。EPANET オブジェクトの中には、より複雑な InfoWorks オブジェクトとして読み込まれるものがあり、そのような InfoWorks オブジェクトを完全に定義するには追加データが必要になります。

EPANET コンポーネント 変換に関する注意事項
ノード EPANET ノード ID は、InfoWorks のネットワークとコントロール データの[ノード ID]フィールドと[資産 ID]フィールドに読み込まれます。
ジャンクション、エミッタ、および需要
ジャンクションはノードとして InfoWorks に読み込まれます。
  • ジャンクションがエミッタの場合、消火栓ノードになります。エミッタの流量係数は使用されません。
  • ジャンクションに負の需要がある場合、ジャンクションは中継ノードになります。

需要は需要ダイアグラムに読み込まれます。各パターンが新規需要カテゴリーになります。

貯水池 貯水池は固定水頭ノードとして InfoWorks に読み込まれます。
タンク

タンクは貯水池として InfoWorks に読み込まれます。

単純な円筒型タンクの寸法は、直径、底部水位、最大水位として指定されています。InfoWorks では、これらの寸法に基づいて水深ボリューム テーブルが生成されます。より複雑なタンクは水深ボリューム曲線を使用して定義され、これは直接読み込まれます。

EPANET の貯水池最小水位は、InfoWorks の最小稼働水位として読み込まれます。

EPANET のタンクでは、最小ボリュームが次のように定義されることがあります。
  • 最初の水深ボリューム曲線ポイントの水位がゼロで、ボリュームがゼロより大きい場合、タンクの高さより下の予備貯留量を指定するものとして扱われます。この追加ボリュームを考慮するために、インポーターによって、貯水池最小水位と曲線水位が 1 単位長だけ下方にオフセットされます。EPANET の底部水位は、InfoWorks の最小稼働水位として読み込まれます。最高水位と初期水位は、EPANET の底部水位(つまり、InfoWorks の最小稼働水位)から計測されたものとして読み込まれます。
  • 水深ボリューム曲線がなく、EPANET の最小水位がゼロで、最小ボリュームがゼロより大きい場合、下部のオフセットは最小ボリュームとタンクの直径から計算されます。インポーターによって、貯水池最小水位と水深ボリューム曲線がオフセットされます。最小稼働水位は、EPANET の底部水位に設定されます。最高水位と初期水位は、EPANET の底部水位(つまり、InfoWorks の最小稼働水位)から計測されたものとして読み込まれます。

貯水池の地盤高より上にある垂直管の貯留は、すべて無視されます。

リンク

リンク ID は、InfoWorks のネットワークとコントロール データの両方の資産 ID として読み込まれます。

ポンプの直径は 10 mm(または同等値)に設定されます。

バルブとポンプの粗度係数は、ヘイゼン ウィリアムス タイプの値である 100 に設定されます。

バルブとポンプの長さは 1 m(または同等値)に設定されます。

配管 ステータスが CV (逆止弁)の管は、逆止弁として InfoWorks に読み込まれます。
バルブ
次の EPANET バルブ タイプには、直接読み込む同等のバルブがありません。
  • PBV (圧力ブレーカー)
  • TCV (スロットル コントロール)
  • GPV (汎用)

圧力ブレーカーとスロットル コントロール バルブは、InfoWorks スロットル バルブ(THV)として読み込まれます。汎用バルブは、InfoWorks バタフライ バルブとして読み込まれます。「バルブ」を参照してください。

InfoWorks WS バルブ タイプと互換性のある EPANET バルブの CONTROLS データと RULES データは、InfoWorks WS バルブ オブジェクトのローカル UPC スクリプトに読み込まれます(変換可能な条件とアクションに従います)。

ポンプ

ポンプは、1 つのポンプを含むポンプ場として InfoWorks に読み込まれます。

読み込まれたポンプには、モデルによる検証の前に、InfoWorks で設定されたさまざまなパラメータが必要です。

ポンプの CONTROLS データと RULES データは、InfoWorks WS ポンプ オブジェクトのローカル UPC スクリプトに読み込まれます(変換可能な条件とアクションに従います)。

ポンプの初期速度設定と速度パターンも EPANET ファイルから読み込まれます。

ポンプのエネルギー設定は読み込まれません。

水質

EPANET の水質セクションは次のように読み込まれます。

QUALITY コンポーネント

EPANET モデルの QUALITY コンポーネントは、EPANET ファイルの OPTIONS セクションにある QUALITY レコードの設定に従って、初期濃度またはノードにおける水の初期滞留時間のいずれかに設定するために使用されます。

REACTIONS コンポーネント

バルク係数と壁面係数の情報が読み込まれます。

順序、制限の可能性、粗度の相関情報は読み込まれません。

MIXING コンポーネント

EPANET モデルの MIXING コンポーネントは、次のように InfoWorks 貯水池オブジェクトの WQ 混合モデル フィールドに読み込まれます。
EPANET 混合モデル InfoWorks WQ 混合モデル
MIXED 完全に混合
2COMP 2 区画
FIFO 先入先出
LIFO 先入後出

SOURCES コンポーネント

EPANET モデルの SOURCES コンポーネントは、次のように InfoWorks ノード オブジェクトのソース タイプ フィールドに読み込まれます。
EPANET ソース タイプ InfoWorks ソース タイプ
CONCEN 固定濃度
MASS 追加の質量流量
FLOWPACED 追加濃度
SETPOINT 濃度ブースター

EPANET ソース タイプに関連付けられているパターンも読み込まれます。

タグ EPANET のタグは、InfoWorks オブジェクトのユーザー テキスト 1 フィールドに読み込まれます。
Miscellaneous
次のセクションは読み込まれません。
  • TITLE
  • BACKDROP
  • LABELS
  • REPORT

シェジー マニングの粗度値はダルシー ワイスバッハ値に変換されます。