[目標]コマンドを使用すると、結果が満たす必要がある最適化目標と制限を定義できます。**[ジェネレーティブ デザイン]ツールバーの[デザイン基準]パネルで、[目標]** を選択して、コマンドにアクセスします。
次を選択することができます。
剛性を最大化: 指定した質量でデザインが可能な最大剛性を実現するには、このオプションを選択します。この目標の質量ターゲットの値を指定する必要があります。
デザインの剛性を最大化すると、デザインは指定されている拘束と荷重によるたわみに耐えるようになりますが、重くなる可能性があります。質量は、モデルの剛性に最も影響の少ない領域内の要素を削除することで、減少させることができます。質量比率に対して最適な剛性が得られ、デザインはその用途で可能な限り軽量になります。
質量を最小化: デザインが可能な最小質量を実現するには、このオプションを選択します。ソルバーは、自動設定された回数の反復を通じて質量を除去します。
質量を最小化すると、結果の形状は軽量になりますが、指定された拘束と荷重によってたわみやすくなる可能性があります。
最適化の制限によって、結果が満たす必要があるその他の要件を指定できます。ソルバーは制限を達成しようとしますが、うまくいかない場合もあります。制限には次のようなものがあります。
安全率: 結果が満たす必要がある材料の降伏強度と最大 Von Mises 応力との間の比率を指定できます。安全率の値は、スタディで選択した材料の降伏強度の値に基づきます。
質量ターゲット: 生成された形状で目的の質量を実現できます。この制限は、[剛性を最大化]目標を選択した場合に使用できます。質量ターゲットによって、デザインで目的の質量を達成できます。たとえば、重量が 500 グラムのモデルを作成できます。
[モード周波数]: ジェネレーティブ デザイン プロセスに振動制限を含めることができます。**[最小 1 次モード周波数]**は、デザインの応答が発生する最も低い周波数を定義します。1 次モード周波数の値は、振動時のデザインの周波数よりも大きくする必要があります。
[変位]: ジェネレーティブ デザイン プロセスに変位制限を含められるようにします。グローバルまたはローカルの変位制限を指定できます。
[座屈解析]: を使用すると、ジェネレーティブ デザイン プロセスに座屈制限を含めることができます。座屈は、圧縮下でデザインの安定性を失う原因になります。デザインの座屈を回避するために十分な安全率の値を指定します。
初期の形状の安全率が希望する数値より低い場合、ソルバーは材料の量と設計の質量を増加させます。ソルバーは次の状態になるまで増加を続けます。
例:
目標として**[質量を最小化]**を選択します。
**[安全率]**制限値として 2 を入力します。
ソルバーは、質量を最小化して、最小安全率が 2 以上になるようにします。
ソルバーは、必ずしも**[安全率]**制限値に達するまで質量を削減するわけではありません。ソルバーは、以下を行いながら最も剛性の高いモデルを見つけようとします。