アクティビティ 4: 荷重を適用する

このアクティビティでは、ブレーキ ロータに構造荷重と熱荷重の組み合わせを適用します。次のことを行いました。

前提条件

手順

  1. ハブ穴の面に 13.8 MPa構造荷重を適用します。

    拘束が適用された/適用されていないブレーキ ロータ

    1. 構造荷重のアイコン ([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [荷重]パネル > [構造荷重])を選択して、[構造荷重]ダイアログを開きます。
    2. [構造荷重]ダイアログで、[タイプ]圧力のアイコン [圧力]に設定します。
    3. ロータ ハブの中心で穴の面を選択します。

      圧力荷重
    4. [大きさ]13.8 MPa に設定します。
    5. [OK]をクリックしてコマンドを確定し、ダイアログを閉じます。
  2. 同じハブ穴の面に 38 C熱荷重を追加します。

    1. 熱荷重のアイコン ([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [荷重]パネル > [熱荷重])を選択して、[熱荷重]ダイアログを開きます。
    2. [熱荷重]ダイアログで、[タイプ]熱荷重のアイコン [指定温度]に設定します。
    3. ロータの中心でハブ穴の面をクリックします。
    4. [温度の値]38 C に設定します。

      ハブの熱荷重
    5. [OK]をクリックしてコマンドを確定し、[熱荷重]ダイアログを閉じます。
  3. パッドの接触面に熱源 36500 W / (m^2 K)(単位面積あたり)を適用します。

    1. 熱荷重のアイコン ([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [荷重]パネル > [熱荷重])を選択して、[熱荷重]ダイアログを開きます。
    2. [熱荷重]ダイアログで、[タイプ]熱荷重のアイコン [熱源]に設定します。
    3. ブレーキ パッドによって発動されるロータの面を選択します。

      熱源
    4. [熱荷重]ダイアログで、[単位面積]オプションをアクティブにします。ここでは、熱入力の合計ではなく単位面積あたりの熱源を指定します。
    5. 熱荷重のアイコン [加熱の単位を変更]をクリックし、隣のドロップダウン リストから[W / m^2]を選択します。
    6. [熱源の値]36500 W / (m^2 K)に設定します。この値は、複数の開始/実行/停止サイクルに対する経過時間の平均熱入力を表します。
    7. [OK]をクリックしてコマンドを確定し、ダイアログを閉じます。
  4. 外気にさらされる面のうち、パッドの接触面を除くすべての面に、熱伝達荷重を適用します。まず、ブレーキ ロータのすべての面を選択し、[熱荷重]ダイアログから[熱伝達]を選択します。次に除外する面を選択解除します。

    1. 選択フィルタのアイコン ([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [選択]パネル > [選択フィルタ])をクリックし、[裏側も選択]オプションがオンになっていることを確認します。オンになっていない場合は、チェックボックスをクリックしてオンにします。

      : ビューから隠れている背面側の面を選択できるように、このオプションをオンにする必要があります。

    2. 熱荷重のアイコン ([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [荷重]パネル > [熱荷重])をクリックして、[熱荷重]ダイアログを開きます。
    3. [熱荷重]ダイアログで、[タイプ]熱荷重のアイコン [熱伝達]に設定します。
    4. マウスをクリックし、ロータ モデル全体を囲む選択ウィンドウを描画するようにドラッグします。[熱荷重]ダイアログには 93 個の面が選択されていることが示されます。

      : ハブ穴の面は既に温度荷重が適用されているため、自動的に選択セットから除外されます。



      すべての面の熱伝達
    5. 空気に接していない面を選択解除します。対称面はモデル全体の固体部分の断面を表していることに注意してください。

      • ブレーキ パッドの接触面(熱源が適用された部分)。
      • XZ 対称面の 2 つの面。
      • YZ 対称面の 2 つの面。
      • XY 対称面の 8 つの面。

      これで、[熱荷重]ダイアログには 80 個の面が選択されていることが示されます。

      熱伝達荷重用に選択された面

  5. 残された 80 個の面に、周囲温度 25 C190 W/(m^2 K)の熱伝達を適用します。

    1. [熱荷重]ダイアログで、[熱伝達率]190 W/(m^2 K)に設定します。

      この値にはロータの回転が考慮されており、ロータの上部と内部を通過する空気の流れの速度が上がります。この値は、浮力のみによって生じる自然対流の場合に適切な値よりかなり大きくなっています。

    2. [温度の値]25 C に変更します。

      熱伝達率
    3. [OK]をクリックしてコマンドを適用し、ダイアログを閉じます。
    4. ViewCube ホームのアイコン [ホーム]ビューをクリックして、モデルの既定のアイソメ ビューに戻ります。

アクティビティ 4 のサマリー

このアクティビティの内容