[シミュレーション]作業スペースのグローバル角慣性荷重

[グローバル角慣性荷重]はグローバルな荷重です。適用すると、シミュレーション モデルのすべてのパーツやボディに影響を与えます。これらの荷重は、角加速度を受ける質量、または一定の角速度で回転する質量に作用する加速力を表すために適用されます。この力は材料の質量に比例します。質量がゼロの材料に対してはグローバルな荷重は効果がありません。

[グローバル角慣性荷重]は、次の構造解析で使用できます。

静的応力スタディ

非線形静的応力スタディ

モード周波数スタディ

熱応力スタディ

構造座屈スタディ

シェイプ最適化スタディ

次の条件を表す力を適用する場合に、グローバル角慣性荷重を使用します。

• 角速度: 回転中のホイールや遠心分離機における遠心力など。この力は、回転軸に対して外側の放射方向に作用します。
• 角加速度: 速度を上げながら(加速しながら)回転するホイールなど。角加速力は、回転軸に対して接線方向に作用します。

加速度は正(加速)または負(減速)の値をとることができます。回転中の物体が同時に加速または減速している場合は、速度と加速度の両方の入力で構成される[グローバル角慣性荷重]を適用します。結果の荷重では、モデルの各要素について、力の半径方向と接線方向の両方の成分が生成されます。