プロジェクトを複数の方法で開始して、コンテンツやゲームプレイのさまざまな面をテストすることができます。

ローカル マシンの Stingray エディタでプロジェクトを起動し、Stingray エディタ内に開かれている現在のレベルから作業を開始することができます。このようにすると、特定のレベルをすばやく開始および終了して、変更をテストすることができます。

次のいずれかの方法を使用します。

• メイン メニューで Edit > Level Testing > Test Level を選択します。
• [F8]ホットキーを使用します。
• Level Viewport パネルの アイコンをクリックします。

注: プロジェクトの Lua ブート コードに応じて現在のレベルの開始がサポートされます。(Stingray 付属の任意のテンプレート プロジェクトと同様に)ゲーム内で Appkit の SimpleProject 使用する場合は、この処理が実行されます。独自の Lua ブート スクリプトを記述する場合は、必要に応じて自分でこの処理をサポートする必要があります。「テストのために現在のレベルをロードする」を参照してください。

また、Test Level が最終的なアプリとまったく同じ方法でリソースのロードを処理しているわけではないことにもご注意ください。レベルをテストする場合、そのリソースがどのリソース パッケージに含まれているかに関わらず、あるいはそのプロジェクトがどのリソース パッケージをロードするかに関わらず、必要な各リソースが必要なときにプロジェクトのデータ フォルダから直接自動的にロードされます。したがって、レベルをテストする場合、リソースの管理について心配する必要はありません。(「ランタイムでコンテンツをロードおよびロード解除する」も参照してください。)

作成したプロジェクトは、ローカル マシンで、あるいは Connections パネルで設定したあらゆるリモート ターゲットで、プレイ可能なスタンドアロン アプリケーションとして起動できます。この方法は、作業中に任意のターゲット プラットフォームで、プロジェクト全体を冒頭からテストする場合に適しています。

次のいずれかの方法を使用します。

• メイン メニューで Edit > Level Testing > Run Project を選択します。
• Level Viewport パネルまたは Connections パネルの横にある アイコンをクリックします。

「リモート デバイスに接続する」も参照してください。

Run Project を使用した場合、エンジンはリソース パッケージ システムを使用してコンテンツのロードおよびロード解除を管理します。したがって、リソースを使用する前にリソースをパッケージに割り当てて、ロードしておく必要があります。このモードでは、プロジェクトのコンパイル済みデータ フォルダ内の個々のバイナリ データから各リソースも個別にロードされます。後で配置するときにこれらの個々のバイナリ データ ファイルがバンドルに集約されます。.package リソースごとに、バンドルが 1 つ生成されます。「ランタイムでコンテンツをロードおよびロード解除する」および「コンテンツのライフサイクルについて」も参照してください。

コンソールまたはモバイル プラットフォームで Stingray エンジンを単独で実行し、ご使用の Windows マシンで実行されている Stingray エディタから接続することができます。このエディタからリモート エンジンにネットワーク経由でプロジェクト データが送信され、コンソールまたはモバイル プラットフォームの画面にエディタの最新のビューポートが反映されます。

実際のところ、このモードはターゲット プラットフォームでゲームプレイを実行しているわけではないので、真のプレイテストとは言えません。ただし、さまざまなターゲットでアセットとマテリアルがどのように見えるのかを確認することができます。これは、複数のプラットフォームにおけるシーンの外観を同時に比較する場合に便利です。

「リモート デバイスに接続する」も参照してください。

Deployer パネルを使用して特定のプラットフォームに対するスタンドアロンのプロジェクト パッケージを作成した後に、このスタンドアロン パッケージを実行して、最終状態におけるプロジェクトの実際のパフォーマンスおよび動作をテストすることができます。

最終状態のバンドルされたデータを使用してプロジェクトをテストするには、配置されたビルドを実行する必要があります。したがって、データのロード時間などを計測するときは、この方法を使用するのが最適です。すべてのプラットフォームで配布用ビルドをスタンドアロン アプリケーションとして準備する場合も、この方法を使用する必要があります。

Deployer を使用してプロジェクトの配布可能なバンドル済みビルドを作成する方法の詳細については、「配置とビルド」を参照してください。

Windows では、コマンド プロンプトから Stingray エンジン アプリケーションを起動し、動作をコントロールするためのパラメータをコマンド ラインで指定することができます。たとえば、特定のフォルダからコンパイル済みデータを起動して、データのコンパイルまたはバンドルのみを行うように、または指定された IP アドレスから接続をリッスンするように指示することができます。

エンジンが使用できるすべてのパラメータの詳細については、「Stingray エンジンのコマンドライン リファレンス」を参照してください。