[レンダリング アニメーション]ダイアログ ボックス

レンダリング アニメーションの基本設定を指定します。

重要: レンダリングの際、作品はアニメーションよりも優先されます。作品ではなくアニメーションをレンダリングするには、アクティブな作品を非アクティブにします。作品を右クリックし、[アクティブ化]を選択して作品を非アクティブにします。

アクセス:

リボン: [レンダリング]タブ [レンダリング]パネル [レンダリング アニメーション]

スタイルを[シェーディング]か[イラストレーション]から選択すると、選択したスタイルがイメージまたはアニメーション全体に適用されます。適用できるスタイルは一度に 1 つです。適用されたスタイルを変更する場合は、イメージ エディタでポスト プロセスとして実施する必要があります。

[一般]タブ

[幅]と[高さ]

レンダリングしたアニメーションの出力の幅と高さを指定します。最後に使用した値から選択する場合は、入力ボックスの矢印をクリックしてメニューから選択します。入力ボックスの値はどれも変更可能です。

[出力サイズ選択]: 値の一覧から出力サイズを選択できます。

[縦横比をロック]

選択すると、現在のアニメーションの幅と高さで定義した縦横比が維持されます。

[カメラ]

アクティブなドキュメントについてカメラを指定します。

照明スタイル

照明スタイル一覧から照明スタイルを選択できます。使用可能な照明スタイルがない場合、アニメーションはアクティブな照明スタイルを使用してレンダリングされます。

現在の照明スタイルでイメージ ベースの照明を利用している場合、レンダリングに関与するライトは、その照明スタイルに定義された標準ライトのみです。イメージ ベースの照明はレンダリングに使用されません。

[シーン スタイル]

シーン スタイル一覧からシーン スタイルを選択できます。使用可能なシーン スタイルがない場合、アニメーションは Autodesk Inventor の現在の背景でレンダリングされます。

現在の背景の設定では、影や反射にモデル環境の設定を使用します。

[レンダリング タイプ]

2 種類のレンダリング出力スタイルから選択できます。これらはアニメーション全体に適用されます。2 種類のスタイルを混合する場合は、イメージ エディタでポスト プロセスとして実施する必要があります。

[シェーディング]: [反射を有効]のオプションが含まれています。これにより、[スタイル]タブで利用できるオプションが決まります。

[イラストレーション]: 色とエッジを選択するための一連のオプションが[スタイル]タブに用意されています。これにより、[スタイル]タブで利用できるオプションが決まります。

[出力]タブ

[出力ファイル]

[ファイル参照]ウィンドウ: アニメーションのレンダリングに必要な出力ファイルを指定します。参照ウィンドウの右のアイコンをクリックすると、参照して AVI または WMV 形式を選択できるダイアログ ボックスを開く動作が開始されます。ファイルを指定しないでレンダリングを行うと、ファイル選択のダイアログ ボックスが表示されます。

注: 出力ファイル タイプとして WMV を指定する場合、[ASF エクスポート プロパティ]の[ネットワーク帯域幅]にカスタム値を使用します。出力には 700 を最小値として指定します。

[時間範囲]

[アニメーション全体]: アニメーション全体の開始時間と終了時間を指定します。[計測]コマンドを使用する場合や、最後に使用した値から選択する場合は、入力ボックスの矢印をクリックしてメニューから選択します。入力ボックスの値はどれも変更可能です。

[指定された時間範囲]: アニメーションのセグメントの開始時間と終了時間を指定します。開始時間は、終了時間以下でなければなりません。最後に使用した値から選択する場合は、入力ボックスの矢印をクリックしてメニューから選択します。入力ボックスの値はどれも変更可能です。指定された時間範囲は、既定では秒で示されます。ただし、数字の後に文字「f」を付けることにより、時間範囲をフレーム数で示すことができます。

[逆再生]: 選択すると、アニメーションが終了時間から開始時間に逆に再生されます。時間編集コントロールによって、適切な逆再生が表示されます。

アンチエイリアス

アンチエイリアス処理をしないように指定します。

アンチエイリアス処理を低くするように指定します。

アンチエイリアス処理を高くするように指定します。

[スタイル]

[ビデオ フォーマット]: ビデオ フォーマットを指定します。

[イメージ シーケンス フォーマット]: イメージ シーケンス フォーマットを指定します。

[プレビュー:レンダリングなし]

選択すると、照明、影、反射などのモデル シーン要素を使用して、プレビュー アニメーションをレンダリングします。

[フレーム レート]

1 秒あたりのフレーム数の値を指定します。一覧から値を選択します。

[プレーヤを起動]

チェック マークを付けると、ビデオ フォーマットのみでプレーヤを起動します。

[スタイル]タブ - [シェーディング]

[反射を有効]

選択すると、シーンでオブジェクトを反射します。選択しないと、[外観]または[シーン スタイル]で指定されたイメージ マップが使用され、レンダリングに要する時間が短縮されます。

[スタイル]タブ - [イラストレーション]

[塗り潰し]

[ソース]

  • [色なし]: すべての色を除去し、線のみでレンダリングします。

    [外観]: 各種コンポーネントに割り当てられている材料の外観の色でイメージをレンダリングします。これが既定です。

    [指定]: 選択すると、アセンブリまたはパーツ モデルですべてのコンポーネントが選択した単色で表示されます。既定の色がオーバーライドされます。

 

[レベル]: スライダで色のレベルを表します。既定は 2 です。ソースが選択されている場合は、利用できません。

[ハイライトを表示]: 選択すると、鏡面反射光 50% でハイライト表示されます。色が選択されていない場合は、使用できません。

[エッジ]

  • [輪郭のエッジを表示]: 選択すると、コンポーネントの外側のエッジが表示されます。

    [内部のエッジを表示]: 選択すると、コンポーネントの内側のエッジが表示されます。

    [厚さ]: スライダまたは編集ボックスで厚さをコントロールします。1.0 から 5.0 の範囲で、既定は 1.0 です。[輪郭のエッジを表示]または[内部のエッジを表示]が選択されている場合にのみ使用できます。

    [色]: 輪郭と内側のエッジ両方の色を指定します。

レンダリングのチュートリアル