日照シミュレーションを使用すると、自然光と影による、プロジェクトの外部と内部への影響を視覚化できます。日照シミュレーションは、地形や周囲の建物からの影が外構に及ぼす影響や、1 日および年の特定の時間に建物内のどこに自然光が入り込むかを知るために作成します。
太陽パスと[太陽の設定]ダイアログを、個別に使用するか同時に使用して、要件に合った日照シミュレーションを作成します。太陽パスと影の両方を表示すると、太陽の位置とその結果生じる影を表示できます。
日照シミュレーションには次のモードがあります。後述のように、モードによって、指定できる値と、結果を単一のイメージとして生成するかアニメーションとして生成するかが決まります。
指定した日時における、プロジェクトの場所での影を示す単一のイメージを生成します。たとえば、カリフォルニア州サンフランシスコの、6 月 22 日正午の影のパターンを表示できます。
指定した日、時間範囲、時間間隔に対する、プロジェクトの場所での影の動きを示すアニメーションを生成します。たとえば、イギリスのロンドンのプロジェクトに対し、6 月 22 日の午前 8 時から 午後 5 時の間の影を毎時間隔で追跡できます。
指定した日付範囲、時間(または時間範囲)、時間間隔に対する、プロジェクトの場所での影の動きを示すアニメーションを生成します。たとえば、中国の上海のプロジェクトに対し、6 月 1 日から 6 月 30 日の間の、毎日午後 1 時の影のパターンを表示できます。また、このプロジェクトに対し、同じ期間にわたり、午前 10 時から午後 2 時の間の影のパターンを毎時間隔で示すシミュレーションを生成することもできます。
プロジェクトの場所、日付、時刻に基づく太陽の位置ではなく、アクティブなビューでの指定された太陽の位置からの影を示す、単一のイメージを生成します。たとえば、立面図ビュー上で 45 度の影を付けることができます。これは、後でレンダリングに使用できます。[右上からの太陽光]などの人工的な太陽の位置に対するプリセットを選択するか、[方位角]と[高度]の値を入力して、太陽の位置を指定します。[ビューを基準]オプションを使用すると、ビューの方向またはモデルの方向に合わせて太陽の方向を設定できます。