結果タスクの壁面の計算は、固体および壁面サーフェス上の流れによって励起された力を計算します。そのような力は多くの状況において有用であり、例としては以下が含まれます:
さらに、壁面ダイアログでは以下が計算できます:
壁面結果タブは2つのタブに分かれています:
[壁面の計算]を開くには、[結果]タブ > [結果タスク]パネル > [壁面の計算]をクリックします。
このダイアログを開くと、モデル上のサーフェスの近くをマウスカーソルが通過する際に、そのサーフェスがハイライト表示になります。
ステップ 1
壁面結果を評価するサーフェスを選択します。有効なサーフェスは任意の壁面および開口部(流入口と流出口)です。
ボリュームが選択モードとして設定された場合、マウスをボリュームの上に移動させるとハイライトされ、選択することが可能です。選択されたボリュームに属するサーフェスが選択されるのであって、ボリューム自体が選択されるのではありません。リスト領域に選択したサーフェスのIDが表示されます。
グループ操作ボタンを使って、サーフェスのグループを選択できます。最後の収束計算セットを実行する前にグループが存在している必要があります。もし存在しない場合、収束計算数0の計算を実行します。
ステップ 2
出力したい計算値を選択します。
力は は全体応力テンソルです。圧力とせん断はサーフェス上で積分されます。選択されたサーフェスごとに力の成分と大きさが計算されます。選択したサーフェスすべての力の合計も示されます。
力の計算に壁面の低圧値(キャビテーションの始まりを示す可能性がある)が含まれないようにするには、カットオフ圧力ボックスにチェックを付け、最小の圧力値を入力します。この値は、カットオフ値以下の圧力となったすべての位置に適用されます。(このカットオフによって、表示される結果やその他の出力量は影響を受けません)。
移動固体の場合、計算される力とトルクは水力学上の値であり、モーション定義の一部として指定された駆動力、抵抗力、またはトルクの効果を含みません。
[圧力]は、流体が壁面上に及ぼす平均圧力です。
温度 は壁面上の平均温度です。保存された中間収束計算数または時間ステップ数での温度値は、壁面ダイアログではアクセスできないことに注意します。
解析の実行中は、壁面上の温度値が部品上に表示されませんこの値は解析が停止した後に計算されます。
熱流束は、伝熱解析より求められた熱残差に基づいて計算されます。保存された中間収束計算数または時間ステップ数での熱流束の値は、壁面ダイアログではアクセスできないことに注意してください。また、移動固体からの熱流束の値は利用できません。
熱伝達率 は2つの方法で計算できます:
軸周りのトルクを計算するには、軸上の位置グループに回転軸上の1点の座標を入力し、軸の方向を定義する単位ベクトルを入力します。力を選択した場合、壁面力・各グローバル軸周りの力の中心・選択した軸周りのトルクが計算され、出力タブに表示されます。
ステップ 3
[壁面結果]ダイアログまたは[壁面]状況依存パネルの[計算]をクリックします。
計算された壁面結果を表示するには、出力タブをクリックします。選択と結果タブから要求された値が、選択サーフェスごとに、このダイアログ上に表示されます。
サマリー領域には、選択サーフェスすべての合計出力量が表示されます。
このデータは、ファイルに出力ボタンをクリックすることにより、Excelのcsvファイルとして保存できます。出力ファイルはExcelのcsvフォーマットとなります。
保存された壁面結果ファイルを開くには、ファイルを表示をクリックします。出力領域に選択したサーフェスの内容が表示されます。
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