VLX アプリケーションから関数を書き出して、ドキュメントの名前空間で使用することができます。
注: Visual LISP IDE は Windows でのみ使用可能です。
- Visual LISP のテキスト エディタ ウィンドウで、作成する機能の AutoLISP 文を入力します。
必ず、ドキュメントの名前空間からアクセスする関数それぞれに、vl‑doc-export 関数を使用します。
- 作成したプログラム ファイルを保存します。
- [アプリケーションを作成]ウィザードを使用して、アプリケーション ファイルを作成します。
- VLX ファイルを AutoCAD にロードし、書き出された関数を実行します。
例
- Visual LISP のテキスト エディタ ウィンドウで、次のコードをファイルにコピーします。
(defun kertrats ()
(princ "This function goes nowhere")
)
注: このコードには vl-doc-export の呼び出しは含まれていません。
- Visual LISP で、[ファイル] [名前を付けて保存]をクリックします。[名前を付けて保存]ダイアログ ボックスで、AutoLISP ファイルの場所とファイル名を指定します。[保存]をクリックします。
- [ファイル] [アプリケーションを作成] [アプリケーション新規作成ウィザード]をクリックします。
- [アプリケーションを作成]ウィザードで、次のウィザード オプションを指定します。
- ウィザード モード: エキスパート
- アプリケーションの保存場所: VLX ファイルと PRV ファイルを格納する場所を参照します。
- アプリケーション名: doctest
- アプリケーション オプション: 独自の名前空間
- アプリケーション コンパイル オプション: 最適化およびリンク
- [選択内容を確認/アプリケーションを作成]ページで、[アプリケーションを作成]がオンであることを確認してから、[作成]をクリックします。
- AutoCAD のコマンド プロンプトや、Visual LISP の[コンソール]ウィンドウのプロンプトに対して、(load "doctest.vlx") と入力して[Enter]を押し、doctest VLX ファイルをロードします。
VLX ファイルが[サポートファイルの検索パス]にない場合は、VLX ファイルへのパスを指定します。
- AutoCAD のコマンド プロンプトや、Visual LISP の[コンソール]ウィンドウのプロンプトに対して、(kertrats) と入力し、[Enter]を押します。
関数が定義されていないことを示すエラー メッセージが表示されるはずです。
- Visual LISP のテキスト エディタ ウィンドウで、プログラム ファイルの先頭に次のコード行を追加します。
(vl-doc-export 'kertrats)
- ファイルを保存してから、アプリケーションを再作成します。
- VLX ファイルをロード解除してからもう一度実行するには、vl-unload-vlx 関数を使用します。
今度は、kertrats が正常に実行されるはずです。