チュートリアル 5: 粘性機能
チュートリアル 5 では、
Helius PFA
の粘性機能の使用方法を説明します。この粘性機能を使用するための入力ファイル要件を表示し、ANSYS APDL を使用して入力ファイルを作成します。
このセクションの内容
はじめに
パーツを作成する
一般的にパーツ ジオメトリの作成は、有限要素モデルの作成における最初の手順です。
要素タイプを定義する
層材料と粘性材料に使用する要素タイプを定義します。
層材料を定義する
層断面の線形弾性材料を定義します。
Create Cohesive Material プラグインを使用してユーザ材料を作成する
Create Cohesive Material プラグインは、
Helius PFA
の粘性材料に対して完全な材料応答を定義します。
要素座標系を定義して割り当てる
層および粘性断面の方向を設定するには、ローカル座標系を定義し、要素に割り当てる必要があります。
パーツにメッシュを作成する
パーツ ジオメトリにメッシュを作成します。
粘性レイヤを作成する
はく離の効果をシミュレーションするために、粘性要素レイヤを挿入します。
境界条件を適用する
ビームの一方の端が固定された境界条件を作成します。
荷重を定義する
ビームに純粋なモード I 荷重を強制する 2 つの追加の境界条件を作成します。
解析コントロールを指定する
有限要素解析を管理するパラメータを変更し、
Helius PFA
で最適に動作するようにします。
結果ファイルへ解析出力を定義する
Helius PFA
によって予測される粘性損傷を表示するため、状態変数(SVAR)を ANSYS 結果(.rst)ファイルに書き込むように要求します。
モデルを解析する
これで、モデルが定義され解析する準備ができました。
結果を表示して解釈する
結果ファイルに保存されている
Helius PFA
から状態変数出力を表示します。
概要
このチュートリアルでは、
Helius PFA
の粘性機能を使用して解析されたダブル片持ちビームを作成する場合の ANSYS Mechanical APDL の使用について説明しました。
親トピック:
ANSYS チュートリアル