スラブまたは屋根スラブのスタイルは、これが割り当てられるスラブまたは屋根スラブのオブジェクトの外観やその他の特性を決定するパラメータのセットです。スタイルを編集することにより、そのスタイルを使用するすべてのオブジェクトのプロパティを、図面内でそれらを変更することなくコントロールできます。スラブ、屋根スラブに対し、スタイルでは次のプロパティをコントロールします。
ソフトウェアとともに提供される既定のスラブ、屋根スラブのツールでは、標準のスタイルを使用します。これらを提供されたままで使用したり、スタイル マネージャで標準のスタイルを編集したり、独自のスタイルを作成し、これらを使用して新しいツールを作成することができます。
スタイルでマテリアルをスラブや屋根スラブのコンポーネントに割り当てることにより、特定のスタイルのスラブや屋根スラブを図面上でどのように表示するかをコントロールできます。そのコンポーネントは、割り当てたマテリアルの表示プロパティを使って表示されます。
AutoCAD Architecture には、一般的なデザインに使用される定義済みのマテリアルが用意されています。 これらのマテリアルをそのまま使用することも、プロジェクトの要件に合わせて修正することも、新しいマテリアルを定義することもできます。
スタイル マネージャからツール パレットにスタイルをドラッグすることにより、スラブ、屋根スラブのスタイルからスラブ、屋根スラブのツールを作成することができます。すると、スタイルにより提供された既定の設定がこのツールで作成された任意のオブジェクトに適用されます。
スラブおよび屋根スラブのスタイルを作成、コピー、編集、名前削除するには、スタイル マネージャを使用します。スタイル マネージャは、AutoCAD Architecture で中心的な場所を提供します。ここで、複数の図面やテンプレートのスタイルを使用して作業できます。