Autodesk Revit ファイルを読み込むには

InfraWorks 360 はクラウドの読み込みを使用して RVT データをモデルに追加します。 Revit をインストールする必要はありません。

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • .rvt ファイルをモデルにドラッグ アンド ドロップします。
    • をクリックします。
  2. [データ ソース]パネルで、次の操作を行います。
    • ([ ファイル データ ソースを追加])をクリックします。
    • [Revit RVT]をクリックします。
    • モデル ファイルを開きます。
  3. [データ ソース]パネルで、読み込まれたフィーチャをダブルクリックします。
  4. [データ ソース設定]ダイアログ ボックスで、[地理的位置]タブに警告アイコンが表示される場合は、このアイコンをクリックして、モデルの座標系を指定します。

    通常、InfraWorks 360 では、取り込まれたデータが、その内容に基づいて自動的に配置されます。

  5. モデルのツールチップを作成するには、[ツールチップ]タブをクリックします。

    詳細については、「読み込みの間にツールチップを作成する」を参照してください。

  6. モデルを調整するには、[3D モデル]タブをクリックします。

    このタブのプレビュー表示で、設定が 3D モデルに及ぼす影響を確認できます。次の設定が含まれます。

    • [詳細をレンダリング] — この設定を使用して、異なるサイズのモデルや複雑度をどのようにモデル内で表示するかをコントロールします。
      • [モデルを単純化]で、モデルの形状を定義する三角形の数を減らします。詳細度が低下します。
      • [モデルの処理]で、モデルがレンダリングされる方法を指定します。最初は[自動調整]に設定し、必要な場合のみ、さらに調整します。
    • [モデルの修復] — モデルが正常に表示されない場合は、この設定を使用します。
    • [モデルの処理][モデルの修復]設定の詳細については、以下の「高度なヒント」のセクションを参照してください。

  7. [閉じて再表示]をクリックして、変更を適用し、モデルで結果を確認します。

高度なヒント

Revit ファイルをローカル コンピュータまたはネットワークから読み込むことができます。

Protein テクスチャおよびユーザ定義のテクスチャ マテリアルが読み込まれます。

モデルの処理を調整する必要がある場合、次のガイドラインを使用します。

[自動調整] InfraWorks 360 で 3D モデル設定が指定されます。 自動設定を LOD に適用する場合、LOD を明示的に選択して[LOD 距離]を調整すると、[LOD 距離]を変更することができます。
[直接表示] InfraWorks 360 は、[モデルを単純化]の設定と[モデルを修復]のオプションを適用しますが、モデルのレンダリング方法は調整しません。 詳細度が低い家など、少ない数の三角形でモデルがその形状を定義している場合は、この設定を使用します。
[詳細レベルを使用] InfraWorks 360 は、[LOD] (詳細レベル)を使用して一連の単純化を行い、表示距離に基づいて最適なものを割り当てます。このオプションを選択した場合、[LOD 距離]を指定します。 たとえば、詳細な都市ファーニチャなどの、その形状の定義に多数の三角形を使用しているモデルの場合は、この設定を使用します。

[LOD]では、3D モデルがカメラから離れると、3D モデルの複雑さが軽減されます。モデルを定義する三角形の数は、遷移距離ごとにその前の値の 4 分の 1 に減少します(遷移レベルは、アプリケーションによって決定されます)。

[LOD 距離]設定は、最初の遷移距離を示します。これよりも小さい距離では、モデルの完全な詳細が表示されます。

注: [モデルを単純化]の値を小さくすると、その小さくした値が最初の詳細レベルになります。
[タイル]

モデルのサーフェスが、グラフィックスを滑らかで効率的に表示するためタイリングされます。1 つのオブジェクトが複数のタイルにまたがると、表示が不安定になることがあります。オブジェクトがモデルの可視領域の周辺にある場合は、まったく表示されない、または、ビューアが近付いたときに突然表示されることがあります。[タイル]設定で複数のタイルに永続的に 3D モデルをアタッチすることにより、このような問題を防ぎます。モデルのビューまたは操作の機能には影響しません。

モデルに大きな境界ボックスが含まれている場合で、境界ボックスの大部分が空の場合にこの設定を使用します。たとえば、橋梁のモデルが数キロメートルにわたっている場合、境界ボックスには多くの空白領域が含まれています。モデルは、効果的にモデルの複数のタイルをまたがることができるように読み込まれます。
予想どおりに表示されない場合は、[モデルを修復]設定を使用してモデルを調整します。
  • [方向を反転] — モデルの各サーフェスを構成するサーフェス法線の方向を反転します。
  • [透過性を反転] — モデルの透明な領域をソリッドにし、ソリッドの領域を透明にします。
  • [垂直軸を反転] — モデルを逆さまにします。
  • [Y と Z を反転] — 垂直軸が Y 軸に沿うか Z 軸に沿うかを制御します。一部のアプリケーションは垂直方向に Y 軸を使用し、他のアプリケーションは Z 軸を使用する場合があります。
  • [テクスチャ ブレンド モード] — テクスチャ イメージとサーフェスのカラーと照明を組み合わせる方法をコントロールします。[調整]ではイメージが暗くなる傾向があり、[デカール]では明るくなる傾向があります。

Revit データを読み込んだ後、再描画の時間は、読み込んだファイルのサイズによって異なります。10 MB より小さい建物システムの場合、すべての外側要素を読み込む時間は 40 秒未満です。サイズが 200 MB に近い場合、更新に 15 分ほどかかる場合があります。

座標系を変更した場合、(モデルの座標系ではなく)取り込むデータの座標系を指定してください。読み込むデータで使用されている座標系が、モデルで使用されている座標系と異なる場合は、InfraWorks 360 によってデータの座標系がモデルの座標系に変換されます。その際、元のデータ ストアは変更されません。