衝突の強さ(Collide Strength)

衝突の強さ(Collide Strength)アトリビュートを使用すると、nucleus オブジェクトが互いに衝突したときに発生する力の強さを指定できます。衝突の強さ(Collide Strength)で、nCloth、nParticle、nHair、パッシブ オブジェクトが互いに完全に衝突するのか、部分的に衝突するのかをコントロールできます。既定値の 1 ではオブジェクトが完全に衝突し、0 ~ 1 の間の値では完全な衝突状態が緩和されます。衝突の強さ(Collide Strength)の値が 0 の場合、オブジェクトの衝突を無効にしたときと同じ結果になります。

nCloth アトリビュート ペイント ツール(Paint nCloth Attributes Tool)を使用すると、 nCloth やパッシブ衝突オブジェクトに頂点単位で衝突の強さ(Collide Strength)の値をペイントできます。衝突の強さ(Collide Strength)の値をペイントすると、衝突の無効化(Disable Collision)コンストレイントを作成しなくても、選択した頂点の衝突のフォースを無効化または抑制できます。

注:

nCloth を衝突させない領域(衝突の強さ(Collide Strength): 0)をペイントする場合、ペイントにソリッド ブラシ(Solid brush)または正方形ブラシ(Square brush)を使用します。これにより、ペイントした領域が完全に黒くなり、衝突の強さ(Collide Strength)の値を確実に 0 にできます。ガウス ブラシ(Gaussian brush)またはソフト ブラシ(Soft brush)を使用すると、サーフェスが完全に黒くなりません。完全に黒くなっていない領域では衝突の強さ(Collide Strength)の値が 0 より大きくなってしまい、衝突が生じます。

nCloth 衝突アトリビュート」を参照してください。

nParticle には衝突の強さのスケール(Collide Strength Scale)ランプがあり、パーティクル単位で衝突の強さ(Collide Strength)をマップできます。内部のパーティクル単位のランプを使用すると、半径(Radius)質量(Mass)または存在時間(Age)などのプロパティに衝突の強さ(Collide Strength)をマップできます。これにより、個々の nParticle のサイズ、質量または存在時間によって nParticle 衝突の強さが変わるエフェクトを作成できます。「nParticle 衝突アトリビュート」と「nParticle 内部ランプとパーティクル単位のアトリビュート」を参照してください。

関連項目