この機能を使用すれば、メモリのオーバーヘッドによるワークフローの低速化を引き起こすことなく、大規模なシーンや複雑なシーンを作成、編集、表示することができます。シーン アセンブリを使用してシーンを構築すると、ビューポートのインタラクティブが向上し、シーンのロード時間が短縮され、大きいデータ セットを操作するときの一般的な問題を防ぐことができます。
シーンアセンブリは、2 つの独立したノード assemblyDefinition および assemblyReference と、リプリゼンテーションと呼ばれる異なる形式のプロダクション アセットをロードするためのシステムからなります。制作パイプラインで使用した場合、アセンブリ定義とアセンブリ リファレンスを使用して、都市全体の詳細なモデルなどの階層別ベースのプロダクション アセットを、一度に 1 オブジェクトずつ構築できます。各アセットの異なるバージョン間で切り替え、詳細とパフォーマンスを動的に選択することにより、シーンの複雑さをオブジェクト レベルで管理します。
簡単に言えば、シーン アセンブリを使用して構築したシーンでは、1 つのプロダクション アセットの複数のリプリゼンテーションを入れ替えることができます。タスクで高速なロードと最適な再生が必要な場合は、プロダクション アセットのキャッシュ リプリゼンテーションを使用します。シーンでレンダリング用の高解像度のジオメトリが必要な場合は、シーン リプリゼンテーションを使用します。このワークフローは、完全な都市のレイアウトなど、大規模なデータ セットを含むプロダクション アセットの大きい階層に拡張できます。複雑なアセンブリを操作する場合でも、個々のオブジェクトのすべてのリプレゼンテーションにすばやくアクセスできます。
プロダクション アセットのリプリゼンテーション バージョンにアニメーションのカーブとコンストレイントを追加して、アニメーションのワークフローでシーン アセンブリを使用します。シーン アセンブリのレンダリング オプションを使用すると、テスト レンダーとライティング テストに低解像度のリプリゼンテーションをすばやく設定することができます。これにより、最終的なレンダリングの際に、アセットの高解像度のリプリゼンテーションに簡単に切り替えることができます。