シミュレーションを開始する前に、適切な、正しい構造のジオメトリで開始することが重要です。このセクションのトピックでは、効果的なシミュレーションを行うための CAD モデルを準備する方法について説明します。
シミュレーション用のジオメトリを準備する
モデルの整合性、流れ領域の適切な作成という点で、効果的なシミュレーションは、正しい CAD テクニックから始まります。最初の手順は流れシミュレーションに使用する CAD モデルを設計することです。これは、シミュレーション向けにモデルを最適化することを意味します。CFD での使用に適したモデルの作成を支援するために、いくつかのジオメトリ形式と CAD システムに関するガイドラインを開発しました。モデルのメッシュを作成する前に潜在的なジオメトリの問題を診断するために、モデル評価ツールキットが作成されました。
流体ボリュームの作成
CFD モデルには、流体ボリュームに 1 つまたは複数のパーツを含める必要があります。流体ボリュームを作成するには、いくつかの方法があります。
- 流体ボリュームを CAD モデルの一部として作成できます。
- CAD モデル内の開口部の上に「キャップ」を作成できます。CFD は隙間のないキャビティの内部ボリュームを自動的に作成します。
- CFD「内部流体ボリューム」ツールを使用して、開口部にキャップを付けて、内部流体ボリュームを作成できます。
- Surface Wrap アプリケーションを使用できます。
- Autodesk® SimStudio ツールの流体ボリューム ツールを使用できます。
CFD を起動する
ジオメトリ モデルを CFD に転送するには、いくつかの方法があります。
- CAD から起動: この方法では複数の設計を変更する際に便利です。設計バリエーションを導入すると、CFD では元のシミュレーション モデルの設定が自動的に新しいモデルに割り当てられます。この関連付けにより、シミュレーション間の整合性が確保され、その後の設計最適化に要する時間が短くなります。
- ジオメトリファイルから起動: これは最も柔軟な方法です。この方法では、CAD システムでモデルを開かずに、ローカル フォルダまたは Vault から CAD ジオメトリ ファイルを直接開きます。
注: CAD またはジオメトリ ファイルから起動する場合、CFD にインポートする前に、モデル評価ツールキット(MAT)を使用して CAD モデルを診断および改善することができます。MAT に関する詳細については、
ここを参照してください。
- CAD Reader で開く: Autodesk® SimStudio は、多数の CAD 形式を直接サポートしています。SimStudio でモデルを開いた後、幅広いジオメトリ操作ツールを使用して、シミュレーション用にジオメトリを修正および準備することができます。モデルの準備ができたら、CFD で起動します。
- メッシュのインポート: この方法では、Ideas または Nastran で作成したメッシュ ファイルからデザインスタディを作成することができます。