ベース シェーダ

mental ray のベース シェーダ ライブラリ(Base Shader Library)は、Phenomenon™ シーン要素の標準的な基本的な構成要素を形成するために設計された、単純なシェーダの集合です。さまざまなコンテキストで役に立つ関数を実行するもので、特定のタイプのシェーダに関連付けられているわけではありません。ベースシェーダは本質的にマテリアル シェーダやライト シェーダではありませんが、マテリアル シェーダやライト シェーダの代わりに使用する Phenomenon を構築するために使用することができます。つまり、ベース シェーダはこのうえなく包括的な設計です。適用範囲を制限するような相互依存性は回避されています。

ベースシェーダは、ジオメトリベースシェーダまたは BRDF 関数のグループなどを形成するように設計されています。ベースシェーダを同じグループ内の別のシェーダと簡単に置き換えられるようにするために、グループのメンバーには類似したパラメータを持たせています。この置き換えにはシェーダ固有の追加パラメータを伴う場合もありますが、同じグループの類似した他のベースシェーダと共有するものがある場合は、同じ名前とタイプ、同じレイアウトになっています。一般に、共通のパラメータが最初になります。

ベース シェーダ ライブラリ内のシェーダは、使用前に mental ray レンダリング ソフトウェアにロードする必要があります。.mi シーン ファイルでは、以下のステートメントを使用します。

link "base.so"
$include <base.mi>

すべてのシェーダ名は「mental images base」の略である「mib」で始まります。これらの宣言は mental ray の mi フォーマットで行われます。以下のシェーダがあります。

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