マネージャ プログラムとサーバ プログラムの初期セットアップ

ネットワーク レンダリングに必要なファイルは、3ds Max をインストールすると、Backburner のルート ディレクトリにコピーされます。 そのうちの 2 つ、manager.exeserver.exe は、実行の前に初期化する必要があります。初めにマネージャ プログラムをセットアップし、次にサーバ プログラムをセットアップします。セットアップが終了したら、ネットワーク レンダリングを開始できます。セットアップ後、マネージャとサーバをサービスとして実行できます。これには、それぞれ managersvc.exeserversvc.exe をインストールします。

1 台のマシンのみネットワーク マネージャとして初期化する必要があります。ネットワーク マネージャはネットワーク内の任意のマシンにすることができ、サーバ、3ds Max のいずれかまたは両方を実行するマシン上で使用できます。

レンダリング サーバとして使用するマシンはすべて初期化する必要があります。初期化は、レンダリング サーバとネットワーク マネージャとの接続を確立するときに一回実行します。

マネージャ プログラムとサーバ プログラムは、以下の手順で説明するようにアプリケーション モードで実行することも、Windows 2000 または XP のサービスとして実行することもできます。サービスとして実行する場合、これらはバックグラウンドで実行され、レンダリング ジョブの進行に関して返されるフィードバックは少なくなります。これらのプログラムをサービスとしてインストールする手順の詳細はネットワーク サービスのインストールを参照してください。

初期化は、サービスごとに 1 回だけ実行します。それぞれの初期化プロセスによって、以下が作成または更新されます。

次のステップ

ネットワーク レンダリングの開始

手順

マネージャ プログラムを初期化するには:

[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックスは、マネージャを初めて実行するときにも表示されます。ほとんどの場合、既定値の設定のままで使用できます。[OK]をクリックします。この後、環境設定を変更するには、[編集](Edit)メニュー [一般設定](General Settings)を選択して[Backburner マネージャ一般プロパティ](General Properties)ダイアログ ボックスを開きます。新しい設定を有効にするには、マネージャを閉じて再起動する必要があります。

[一般プロパティ](General Properties)ダイアログ ボックスでの設定については、[Backburner マネージャ一般プロパティ](Backburner Manager General Properties)ダイアログ ボックスで詳しく説明しています。

サーバ プログラムを初期化するには:

  1. [スタート](Start)メニュー [プログラム](Programs) [Autodesk] [Backburner]メニューから サーバ プログラムを実行します。

    サーバを初めて起動すると、[Backburner サーバ一般プロパティ](General Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 既定値では、[サブネット マスク](Subnet Mask)フィールドは 255.255.255.0 に設定され、[自動検索](Automatic Search)オプションはオンになっています。ほとんどの場合、このオプションはオンのままにしておいてください。Backburner によって、マネージャとして動作するマシンが検出されます。

    この時点では、[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックスでの変更をこれ以上行わないでください。このダイアログ ボックスの設定については、[Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックスで詳しく説明しています。

  3. [Backburner サーバ一般プロパティ](Backburner Server General Properties)ダイアログ ボックスで[OK]をクリックし、現在の設定を保存します。
  4. サーバが起動し、自動的にマネージャへの接続を試行します。ネットワーク内にマネージャが見つからなかった場合、サーバはタイムアウトし、マネージャの応答がないことを報告します。
  5. サーバがマネージャに接続できなかった場合、以下を行ってください。
    • TCP/IP ネットワーク構成でサブネット マスクの設定を確認します。255.255.255.0 以外に設定されている場合、サーバ アプリケーションで[編集](Edit)メニュー [一般設定](General Settings)を表示し、そのダイアログ ボックスでサブネット マスクをこれに合わせて変更して、[OK]をクリックします。変更を有効にするには、サーバ アプリケーションをシャットダウンして再起動する必要があります。
    • サーバが自動的に接続しないようにする場合、またはサーバが自動的にマネージャに接続しない場合、[編集](Edit)メニュー [一般設定](General Settings)を表示し、[自動検索](Automatic Search)をオフにします。[マネージャ名または IP アドレスを入力](Manager Name Or IP Address)フィールドをクリックし、マネージャを実行するワークステーションの名前または IP アドレスを入力します。変更を有効にするには、サーバ アプリケーションをシャットダウンして再起動する必要があります。

      これにより backburner.xml ファイルが更新され、サーバの環境設定が保存されます。 次回、サーバを起動すると、アプリケーションが起動され、環境設定が使用されます。

サーバの初期化はこれで完了です。