数値関数(AutoCAD Mechanical ツールセット)

引数 x が文字の場合でも関数はこの文字を数値に変換します。変換できない場合、エラーが生成されます。

ABS(x)

x の絶対値を返します。

ACOS(x)

ラジアンで、x のアークコサイン(逆コサイン)を返します。

ASIN(x)

ラジアンで、x のアークサイン(逆サイン)を返します。

ATAN(x)

ラジアンで、x のアークタンジェント(逆タンジェント)を返します。

COS(x)

x のコサイン値を返します。ここで x は、ラジアンで測定された角度です。

EXP(x)

x の e 乗を返します。定数 e は 2.718282 として取得されます。

CEILING(x, number_of_decimal_places)

x を指定した桁数に切り上げます。たとえば、CEILING(8.546, 1)は 8.6 になります。

FLOOR(x, number_of_decimal_places)

x を指定した桁数に切り捨てます。たとえば、FLOOR(8.546, 1)は 8.5 になります。

INT(x)

x を切り捨てて整数にします。たとえば、INT(2.97)は 2 になります。x が負の値の場合、戻り値は 0(ゼロ)です。

LN(x)

x の自然対数を返します。

MAX(x1, x2,...)

最大値を返します。引数は 20 個まで指定できます。

MIN( x1, x2,...)

最小値を返します。引数は 20 個まで指定できます。

MOD(x1, x2)

整数除算 x1/x2 の余りを返します。両方の引数は整数である必要があります。

PI()

定数 PI の値(3.141592653589....)を返します。

SIN(x)

x のサイン値を返します。ここで x は、ラジアンで測定された角度です。

SQRT(x)

x の平方根を返します。

TAN(x)

x のタンジェント値を返します。ここで x は、ラジアンで測定された角度です。

TEXT(x, format)

ゼロで始まりフォーマット引数で指定した桁数で、x を文字に変換します。format 引数は「0.00」や「000.00」のような文字列です。たとえば TEXT(5.1246,”000.00”) は「005.12」に評価されます。

DIMSTYLEANG(x, style)

x を角度データ形式に変換します。style の値は、現在の図面に存在する有効な寸法スタイル名です。この寸法スタイルの設定を使用して文字のフォーマットが設定されます。結果の文字には、他にもマルチ テキストの書式設定コード(色、フォント、文字サイズ)を含めることができます。

DIMSTYLELIN(x, style)

x を直線値に変換します。style の値は、現在の図面に存在する有効な寸法スタイル名です。