Vault ブラウザ コントロール

Vault ブラウザ コントロールは、Vault 内に格納されているエンティティについての詳細な情報を表示する目的で使用します。これは、すべてのタイプのエンティティとすべてのタイプのプロパティをサポートしています。

グリッド内では、リスト ビュー、アイコン ビュー、詳細ビューなど、複数のビューを使用できます。オブジェクト データは、行と列のスプレッドシート形式のレイアウトによるグリッドに表示されます。グリッドの各列は、Vault のプロパティを表します。目的のプロパティのみが表示されるように、エンド ユーザがグリッドをカスタマイズすることができます。

使用可能なビュー

詳細グリッド ビュー
 
リスト ビュー
 
サムネイル ビュー(中アイコン ビュー)
 

ファイルを参照するグリッド コントロールの機能

列のカスタマイズとパーシスタンス
 

グリッド コントロール内の列を任意の順序にドラッグ アンド ドロップすることができます。すべての使用可能な列は、グリッドに追加される列選択ダイアログに表示されます。コントロールでカスタムの列設定が記憶され、次回コントロールがロードされるときに復元されます。

列ヘッダのコンテキスト メニュー
 

各列ヘッダのコンテキスト メニューに、その列に表示される情報をカスタマイズさまざまなオプションが用意されています。

列のクイック リスト
 

列のクイック リストでは、使用頻度の高い列に簡単にアクセスできます。これを使用すると、列をグリッドで表示または非表示にすることができます。

カスタムのプロパティまたは列
 

新しいプロパティとそれに対応する列をプログラムで作成して、ブラウザ コントロールのインスタンスに追加することができます。これらは、データと設定を指定することを除き、フレームワーク自体によって作成された列とまったく同じように動作します。次のイメージでは、チェック ボックスの列と[ローカル パス]列がカスタム プロパティです。

カスタム スタイル
 

詳細グリッド ビューのエンティティのフォント、前景色、および背景色は完全にカスタマイズ可能です。このカスタマイズは、行ごとに行ったり、特定の列の個々のセルに対して行うことができます。

カスタム ツールチップ
 

詳細グリッド コントロールのツールチップについて、既定の動作を変更できます。カスタム ツールチップ ハンドラは、すべてのブラウザ コントロールの列または特定の Vault ブラウザ コントロールに関連付けることができます。

カスタマイズ可能なコンテキスト メニュー
 

コントロール本体で右クリックすると表示されるコンテキスト メニューは完全にカスタマイズ可能です。コントロールにより、ユーザがクリックした位置に基づいて既定のエントリのセットが表示されます。これらの項目は、自由に追加、削除、または変更できます。現時点では、列ヘッダの右クリック メニューはカスタマイズできません。

エンティティのフィルタ
 

表示するエンティティのリストから、特定のエンティティをフィルタにより除外することができます。フィルタとして、ユーザ独自の関数を指定します。各エンティティは表示される前にフィルタ処理され、非表示にするかどうかを選択できます。

検索パネル
 

このパネルは、列ヘッダのコンテキスト メニューからアクティブにすることができます。アクティブにすると、エンティティの現在のリストの検索に使用することができます。入力すると、リストがフィルタ処理されて、検索文字列に一致するエンティティのみが表示されます。

ホット セル
 

グリッドの列をカスタマイズして、セルを "ホット セル" にすることができます。これらのセルには、カスタム ツールチップを配置することができます。ユーザが[Ctrl]を押しながらツールチップをクリックしたときに、カスタム アクションを実行できます。次のイメージに示すように、アイテムに割り当てられているファイルでは、そのアイテムにリンクするホット セルのメカニズムを使用できます。

増分検索
 

グリッド コントロールにフォーカスを置くと、入力した時点で検索が開始され、入力された文字に一致するリスト内の項目を選択して表示します。

優先選択
 

現在選択されているエンティティのコレクションの外側を右クリックすると、グリッド コントロールにより、使用可能なすべてのビューで一時的な優先選択を行うことができます。この選択は、右クリック メニューが表示されて、コントロールによって報告された通常の選択が一時的に置き換えられている限り継続します。これは、プログラムで有効または無効にすることができます。

追加可能なナビゲーション モデル
 

Vault ブラウザ コントロールでは、特定のインタフェースに対応するさまざまなナビゲーション モデルのプラグインをサポートしています。これらのモデルは、グリッドがユーザ入力に応答する方法をコントロールします。

Vault 参照モデルと Vault 表示モデルの 2 つのモデルがあらかじめ用意されています。参照モデルは Vault 内のナビゲート用に設計されており、フォルダやアイテムなどのコンテナをドリル ダウンします。表示モデルは、ナビゲーションせずに Vault エンティティのコレクションを表示するように設計されています。

単一選択と複数選択
 

ブラウザ コントロールでは、一度に複数のエンティティを選択することも、一度に 1 つのエンティティを選択することもできます。プログラムにより、これらの 2 つのモードを切り替えることができます。

カスタム エンティティのサポート

 

ブラウザ コントロールでは、カスタム エンティティを完全にサポートしています。ファイルとフォルダで機能するすべての機能は、カスタム エンティティでも機能します。