図面の保存された画層状態を復元できます。 画層状態を復元するとき、保存した設定のうち復元したい項目を指定できます。選択しなかったレイヤ設定は、図面で変更されないままになります。 たとえば、画層状態からの復元対象に色プロパティのみ選択した場合、図面の線種、線の太さ、および印刷スタイルは、画層状態と図面で異なっていても変更されないままになります。 画層状態の保存以降に追加されたレイヤが図面に含まれている場合、画層状態を復元するときにそれらのレイヤは削除されません。 ただし、これらのレイヤが含まれていない画層状態を復元するときに、それらのレイヤをオフにすることを選択できます。
画層状態が保存されたとき「現在の画層」であったレイヤが、画層状態を復元するとき、「現在の画層」になります。そのレイヤがなくなっている場合、現在のレイヤは変化しません。
ほとんどの場合、レイアウト ビューポートから保存した画層状態はレイアウト ビューポートに復元し、モデル空間から保存した画層状態は図面のモデル空間に復元することをお勧めします。 異なるワークスペースの間で画層状態を復元する場合、次の動作に注意してください。
画層状態をモデル空間から保存すると、色、線種、線の太さ、および印刷スタイルのグローバル レイヤ プロパティが状態に保存されます。 画層状態を後でモデル空間に復元すると、グローバル レイヤ プロパティは図面のグローバル レイヤ プロパティとして復元されます。 画層状態がレイヤ ビューポートに復元された場合、保存した画層状態から設定を、図面のグローバル レイヤ プロパティとして復元するか、その特定のビューポートの優先設定として復元するかを選択できます。
画層状態をレイヤ ビューポートで保存し、ビューポートにより色、線種、線の太さ、または印刷スタイルが変更されると、優先設定がビューポート プロパティとして保存されます。 画層状態を後で図面のモデル空間に復元すると、保存したレイヤ設定はグローバル レイヤ プロパティとしてモデル空間に復元されます。 画層状態を後でレイアウト ビューポートに復元する場合、保存した画層状態から設定を図面のグローバル レイヤ プロパティとして復元するか、その特定のビューポートの優先設定として復元するかを選択できます。
[DWG と同じ]の設定が[はい]に設定されている場合、図面のレイヤ設定は画層状態に保存されたものと既に同じです。同じでない場合、画層状態にはない新しいレイヤが図面に含まれていますが、これらのレイヤは図面では非表示になります。 この場合、画層状態は DWG と同様と報告されます。
画層状態をレイアウト ビューポートに復元する場合、[オン]/[オフ]および[フリーズ]/[フリーズ解除]の設定を変更することはできません。 画層状態がレイヤ ビューポートに復元されると、その中のレイヤがオンになり、フリーズ解除されます。
画層状態をモデル空間に復元する場合、[現在のビューポートの可視性]設定を変更することはできません。 モデル空間では、レイヤのグローバル表示のみコントロールできます。
保存した画層状態プロパティをビューポートの優先として復元する場合、[ビューポートの優先プロパティとして適用]をオンにします。
保存した画層状態プロパティをグローバル レイヤ プロパティとして復元する場合、[ビューポートの優先プロパティとして適用]をオフにします。