レンダリング エンジンごとに照明やマテリアルの計算方法が異なるため、生成されるレンダリング イメージも異なります。
次の表に、AutoCAD 2015 以前の AutoCAD ベースの製品のレンダラでサポートされている機能と、現在のバージョンのレンダラでサポートされている機能の比較を示します。
機能 | 旧形式のレンダラ | 現在のレンダラ | コメント |
---|---|---|---|
ユーザ定義の光源 | X | X |
|
影を投じる、受ける | X | / |
|
背景 | X | X | 塗り潰し色、グラデーション塗り潰し、イメージ ベース、日照と上空の背景がサポートされます。両方のレンダラがサポートしているカスタム 2D 背景に加えて、現在のレンダラはイメージベースの照明(IBL)マップの使用をサポートしています。IBL マップは、カスタム 2D 背景と組み合わせることができます。 注: 日照と上空の背景タイプを使用するには、視点をパースに設定しなければならず、平行であってはいけません。
|
日照と上空ベースの照明 | X | X | 日照と上空ベースの照明はサポートされています。
|
レンダリング プリセット | X | X | レンダリング プリセットは、両方のレンダラでサポートされ、旧バージョンとの互換性を維持するために別々に保持されます。旧形式のレンダラのレンダリング プリセットは現在のレンダラと互換性がなく、現在のレンダラ用に作成したレンダリング プリセットは旧形式のレンダラと互換性がありません。 |
マテリアル | X | X | マテリアルは、レンダリングする前に、作成してオブジェクトにアタッチすることができます。 注: 旧形式のレンダラで使用する目的で作成したマテリアルを現在のレンダラで使用する際は、更新が必要な場合があります。たとえば、真っ白なマテリアルは明るすぎるレンダリング イメージとなる場合があります。
|
イメージ ベースの照明(IBL) | -- | X | 現在のレンダラは、イメージ ベースの照明の使用をサポートします。イメージ ベースの照明は、シーンの計算される光源に影響し、レンダリング イメージの背景に適用することもできます。 |
露出/トーン マッピング | X | X |
|
霧と距離感 | X | -- | 霧と距離感により、オブジェクトがカメラから遠ざかるにつれてフェードするように見えます。 |
ウィンドウへのレンダリング | X | X | 現在のビューを別のウィンドウにレンダリングすることができます。 |
ビューポートでのレンダリング | X | X | 現在のビューを現在のビューポートにレンダリングすることができます。 |
領域レンダリング | X | X | 矩形の領域を指定し、現在のビューポートにレンダリングすることができます。 |
オンライン レンダリング | X | X | 3D モデルをオンライン レンダリング サービスにアップロードすることができます。レンダリング計算はレンダリング サービスによって行われ、レンダリング イメージが返されます。 注: レンダリング サービスはフォトメトリック照明のみをサポートしており、製品の現在のリリースのレンダリング エンジンと同様のレンダリング エンジンを使用します。
|