ファイルベースのワークシェアリングが既に使用されている環境で、サーバベースのワークシェアリングに移行します。
ファイルベースのワークシェアリングでは、Revit プロジェクト チームがローカル エリア ネットワーク(LAN)で作業している場合には十分なパフォーマンスが得られますが、サーバベースのワークシェアリングは、ワイド エリア ネットワーク(WAN)上でコラボレーションするチームにとって最適なソリューションとなります。
- 中央モデルと同期した後、移行処理が完了するまで Revit を終了しておくように、チーム メンバー全員に指示します。
- すべてのチームメンバーが、Revit の最新のリリースにアップグレードしたことを確認します。
- 中央モデルのホスト、中央モデルのキャッシュ、Revit Server Administrator の実行に使用するすべてのコンピュータに、Revit Server をインストールします。(詳細は、「Revit Server をインストールおよび設定する」を参照してください)。
- それぞれの Revit アプリケーション ワークステーションに RSN.ini ファイルを配置します。
- Revit を起動します。
- [中央ファイルからアタッチ解除]を選択した状態で各中央モデルを現在の場所から開きます。
- [ファイル]タブ
[名前を付けて保存][プロジェクト]をクリックします。
- [名前を付けて保存]ダイアログの左側のペインで、
(Revit Server ネットワーク)をクリックします。
- 中央モデルを保存する Revit Server のホスト名をダブルクリックします。
- [オプション]をクリックします。
- [ファイルの保存オプション]ダイアログの[ワークシェアリング]で、[保存後、これを中央モデルの場所に指定]が選択されていることを確認します。次に、[既定のワークセットを開く]の必要な設定を指定して、[OK]をクリックします。
- [ファイル名]に、中央モデルの目的のファイル名を指定します。
- [OK]をクリックします。
その後、各チーム メンバーは、次の作業を行う必要があります。
- ファイル ベースでワークシェアされているモデルの古いローカル コピーを削除します。
- Revit を起動します。
- [ファイル]タブ [開く][プロジェクト]をクリックします。
- [開く]ダイアログで、Revit Server ネットワークと適切なホストに移動し、中央モデルを選択します。
- [ワークシェアリング]で、[ローカルの新規作成]が選択されていることを確認します。
- [開く]ドロップダウンをクリックします。[ワークセット]では、必要な設定を選択して、開くワークセットを指定します。
- [開く]をクリックします。
- [保存]をクリックします。
チーム メンバーが Revit Server ホスト上の中央モデルのローカル コピーを作成後、そのモデルに対する作業が再開できます。