システム解析を実行する

[システム解析]ツールを使用して、冷暖房および風量についての負荷計算や年間のシミュレーションのレポートを作成します。

解析用スペースを割り当てた後に、システム解析を実行できます。Revit ではワークフローを使用して解析を実行します。ワークフローは、Revit からデータを取り出し、EnergyPlus に変換してシミュレーションを実行し、暖房、冷房、および風量設計に関するレポートを作成するスクリプトです。独自のカスタム ワークフロー スクリプトの作成も可能です。Autodesk University クラス「Revit のシステム解析機能とフレームワークによるカスタム ワークフローの作成(英語)」を参照してください。

注: 解析用システムが作成されていない場合、Revit はシステムの解析に適切な空調システムを使用します。解析用システムが作成されていて、いくつかの解析スペースがゾーン設備機器に割り当てられていない場合、それらの解析用スペースは適切な空調システムを使用します。

HVAC シミュレーション用と年間シミュレーション用の 2 つのワークフローを既定で使用できます。ワークフローがダイアログに表示されない場合は、[オプション]ダイアログ: [ファイルの場所]タブでフォルダの場所を設定できます。

システム解析を実行するには

  1. [解析]タブ[エネルギー最適化]パネル[システム解析] をクリックします。
  2. 解析ワークフローを選択します。次の 2 つのオプションを既定で使用できます。
    • 年間の建物のエネルギー シミュレーション
    • HVAC システムの負荷とサイズ
  3. レポート名を入力します。
  4. 必要に応じて、[設定]をクリックして、レポートを保存する既定のフォルダを変更します。
  5. [解析を実行]をクリックします。

    解析の実行はバックグラウンドで処理されるため、引き続き作業することができます。解析が終了したら、ステータス バーの[バックグラウンド処理]で通知され、リンクからレポートを表示できます。

    各ワークフローでは、負荷レポートと詳細レポートの 2 つのレポート スタイルが生成されます。

    サイジングの負荷は、解析の最後に解析用スペースにプロパティとして自動的に追加されます。