VRED 2023.1

VRED のこのリリースの新機能と改善点について説明します。技術的な詳細やバグ修正に関する情報は、「2023.1 リリース ノート」を、Autodesk VRED 製品を確実に、かつ最大限に活用するには、「Autodesk VRED 2023 製品の動作環境」を参照してください。

2023.1 のハイライトと全般的な改善

重要:

Windows をご使用の場合、2023.1 には NVIDIA RTX ドライバ v.511.65 以降が必要です。

Linux をご使用の場合、2023.1 には NVIDIA ドライバ v.510.47.03 以降が必要です。

ビデオ キャプション: VRED 2023.1 では、視覚的な品質とワークフローを向上させる新しい機能がいくつか実装されました。

新しいマテリアル エディタに、プラスチック マテリアルの新しいオプションが追加されました。これで、クリアコート レイヤを追加できるようになりました。クリアコートの厚さ、色、密度など、いくつかのパラメータを調整できます。この新しいオプションを使用して、レイヤ化されたクリアコートが適用されたテクスチャ マテリアルなどを作成することができます。分離された新しいマテリアル エディタを使用して、複数のプラスチック マテリアルのクリアコートを一度に設定することもできます。

また、いわゆる LTC エリア ライト(リニア変換された余弦)のサポートも追加されました。これらのライトは OpenGL および計算済みモードで機能し、フル GI レンダリングの結果により近い結果が得られます。変更は OpenGL のエリア ライトにのみ影響し、レイトレーシング モードには影響しません。光沢反射の動作を計算する場合のノイズが軽減されます。古い動作と新しい動作の違いをはっきり確認することができます。これにより、リアルタイム ビジュアライゼーションの表示品質が大幅に向上します。また、[反射に表示]オプションが、OpenGL とレイトレーシング モードで同じように機能するようになりました。

OpenGL でレンダー レイヤもサポートされるようになりました。したがって、[アルファで表示]などを無効にすることができます。これによってレンダリング機能が使用可能になるだけでなく、拡張現実などにも非常に役立ちます。これで、オブジェクトを非表示にしたり、仮想的な自動車の一部を物理オブジェクトにマップする操作を簡単に実行できるようになりました。

Varjo XR3 AR ヘッドセットのすべてのユーザに、静的なマーカー オプションが追加されました。拡張現実モードで仮想モデルを追跡するマーカーを追加できるようになり、トラッキング方法を予測モード(オブジェクトを常に追跡する古い動作)から、静的モード(常時追跡は行わない動作)に変更できます。

新しい Python コマンドを使用して、新しいモードをトリガすることができます。これで、バリアント セットのスクリプト領域内に新しいコマンドを追加するだけで、VR メニュー内のコマンドからスクリプトをトリガできるようになりました。これらのスクリプトを使用する場合は、ドキュメントに移動するか、YouTube チャンネルのコメント領域でスクリプトを見つけてください。

以上でビデオを終わります。

2023.1 の新機能と改善点の詳細については、以下のカードをクリックしてください。